俳句への扉

私の俳句的生活の記録。俳句塾言の葉ティールームへのご案内。

第3回小諸日盛俳句祭に参加してきました。

2011-08-07 09:43:14 | Weblog
7月29日から三日間行われる小諸日盛俳句祭に、句友と参加してきました。

今回は、28日から友人と出かける予定でしたが、友人の家庭の事情で別々に参加することになり、すべて宿も切符も彼女任せであったので、あわてたことあわてたこと、さてどこへ泊るんだっけ、どうやって行くのかしらと前日大変でした。やはり人任せは危険ですね。でもそこはケセラセラの私のこと、小淵沢で間違って改札を出てしまい一時間ほどロスしましたが、無事ホテルに到着しました。

とりあえず、その日は、一人吟行で懐古園だけをゆっくり散策、中にある藤村記念館と小山敬三美術館と小諸義塾を見学しました。
懐古園は、文芸部の生徒を連れて、いや連れられてかな?一度行ったことがあるので往時を懐かしく思いながら散策しました。

夕方友達と合流し、小諸の町で会食し、明日の吟行会に備えました。

一日目は、バスでワイナリーと小諸高原美術館に行きましたが、見学時間が短すぎてあわただし過ぎ、ちょっと残念!
でも句会までにたくさん時間があったので、高浜虚子記念館、虚子庵に行き、端居して虚子も感じたであろう夏の涼風を体感してきました。句もゲット!

一回目の句会は、神野紗希さん、石田郷子さんとご一緒しました。互選で特選三ゲット!

講演会は有馬朗人先生で、高浜虚子と季語のお話!科学者の視点の雑談も上手に入れて、長時間でも飽きない内容のあるお話でした。本当にパワーをいただけました。

二日目は朝から小海線吟行で野辺山まで行き、特別列車の中での句会です。40名?ほどの参加でスタッフ俳人として、行方克己さんと奥坂まやさんにお世話になりました。ここでも特選互選では特選三をゲットしましたが、選者選はゲットできず、残念!でもとても勉強になりました。

二日目のシンポジウム「私にとって季語とは」も大変楽しみにしていたものでした。司会は高柳克弘さん、パネリストは今井聖さん、片山由美子さん、、岸本尚毅さん、筑紫磐井さんでそれぞれ譲れぬ季語感を持っていらっしゃるので、それぞれを楽しんで拝聴いたしましたが、、直接お話を拝聴すると人柄が伝わってきて、またその方の俳句を読むのが楽しくなりそうです。


三日目は、布引観音に参詣しました。「牛に引かれて善光寺参り」のことわざのもとになった場所です。そこは、昔は海の底だったとかいう場所で断崖に溶け合うように,愛染堂や観音堂があり、中国のような雰囲気がありました。観音堂は朱色で、高い場所にあり、格天井にかつて繁栄した豪商の家の絵が、薄々と残っており時代を感じさせるものでした。

蝉しぐれに今年初めて会いほっとした感じです。

三回目の句会は、本井英さん、中西夕紀さん、高柳克弘さんとまたまた神野紗希さんとご縁を頂きました。今回も互選で特選1をゲットしましたが、スタッフ俳人の選は頂けず残念!
でも参加者は各結社のそうそうたるメンバーが参加しているなあと実感しました。とてもみんな上手でいい句に出会う喜びを満喫しました。

私は若い方の新しい感覚の好きなので、五句選に高柳さんの句二句,神野さんの句一句を選びました。若い方からも学ぶ姿勢を持ち続けたいです。

この句会の互選結果はCDで送られてくるとかとても楽しみ!

俳壇の将来を背負うだろう若い俳人スタッフがかなりボランティアで企画されている俳句祭だとかうかがっている。小諸市の方々にも大変お世話になりました。

こういう動きが全国にも広がり、俳句の魅力を伝える一助になればいいなあと思います。

ありがとうございました。次への活力にしたいです!

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