俳句への扉

私の俳句的生活の記録。俳句塾言の葉ティールームへのご案内。

おくの細道の旅踏破?むすびの地大垣へ

2009-12-29 14:08:47 | Weblog
十二月23日から25日まで、この年末の忙しい時期にもめげず、大垣、福井の旅をしてきた。
雪が深いと思って心配していたが、道路は全然問題なく、雪催って感じかな、岐阜羽島の駅は!バスで待望の大垣に着く。水門川の水がすっごくきれい!水草が流れに靡いていてまずしばらくは、その冬の川ばかり見てしまった。

桜の冬木の芽や、冬桜が印象的!

蛤の句碑(蛤のふたみにわかれ行秋ぞ)も見て、ここで二句

結びとはまたの始まり冬木の芽

冬桜船町中組常夜燈

そのあと姉川古戦場へ

枯蔓に足とられしも古戦場

2日目は、越前海岸の水仙を見て、上宮神社や、色の浜へ、ますほの小貝を見つけたい!

日本海の海岸線をずっとバスで走ったのがヒットだった!

敦賀半島の斜面に残る雪が海の向こうにずっと続き,陳腐な表現だけど本当に墨絵のようで、絵が描けたらいいなあって思い続けていた。

水仙の香のついてくる色の浜(種の浜)

気比の松原と、気比神社も圧巻!

三日目は、一乗谷遺跡へ!雪が深くて見えない遺跡もあったが、雪景色の庭園は最高!武家屋敷や町家などを見て往時を偲んだ。

その後、永平寺へ!何が素敵って若い修行僧が超かっこいい!えっ!どこ見てるんでしょうねえ私!足が冷たそう!足袋履かせてあげたいわあ!(余計なお世話というもんよねえ)
禁止事項に修行僧にカメラを向けないようにですって!(笑)修行が足りませんねえ私!
ちょうど中食の時間にぶつかり、仏様にまず中食をおささげする儀式も見られて超ラッキー!お料理がうまくなるという、大すりこぎ棒もこすってきたからお正月料理も心配なさそう!あまりつくったことないんだけれど!

次はどうでも良かったんだけど越前大仏!
大きいだけって感じもするけれど、まっ拝んでおこう(ばちあたりかな?)

新幹線やバスを使って芭蕉とは逆回りでこの地を訪れたわけだが、おくの細道の旅はこれで終わりとなった。

この旅で超結社?の句会を立ち上げ最初からの仲間であった靜輔さんが九月に亡くなられたので追悼の句会もしてきた。ご冥福をお祈りしたい。

深川から大垣までの旅、途中月山あたりが抜けてしまったが、これをもって一応の完!

三月に伊賀上野芭蕉生誕の地を訪れる予定である。

2009-12-13 06:10:33 | Weblog
今日は、以前ポップスのお教室でお友だちになった方4人で忘年会!

近くのカラオケやさんにいって気分転換してきた。

声ってほんと正直ねえ!出してないとテキメン!でなくなってしまうものらしい!

それとお稽古事っていうのは、やはり継続していないと、すぐ力が落ちてしまうらしい!

それも実感!俳句も作り続けていないと勘が落ちるって、飯田龍太もいっていたっけね!

4人ともみんな今はやめて、いい友情だけが残ったのでね!

でも最初から上手だった一人の歌は、声がきれいだし、情感があってほれぼれききほれて

しまった。

歌詞も詩心を誘うんだよね!いい気分転換になった!

私の場合贅沢にも時間がたくさんあるので、どうしても集中力にかけてしまいがち!

生活の少しうしろに俳句を置いて、生活の前にでないようにしないと「俳毒?」にあたっ

てしまう!初めに感動ありきなのに、感動のないところでうまく俳句を作ろうとすると本

末転倒だし、うまいけど、この人は何を訴えたいのかなっていう小手先だけの俳句になっ

てしまう!より豊かによりよく生きるための俳句でありたい!周囲の人にとっても私が俳

句をやることがいいことでないとね!

結局話はやはり俳句のところへ!

俳句も声を出して、響きを楽しみたい。




いい本を読まなくちゃと思いつつ!

2009-12-11 14:51:18 | Weblog
いい本を、じっくり読みたいと思う。でもついついミーハーな私は、書店に平積みされ

ている流行の本を読んでしまう。しかも流行の人生攻略本みたいなやつとか、最新の心理

学とか脳科学の本とかを直ぐ買ってしまう。

勝間和代「断る力」の本を読んだり、それを批判した香山リカ「しがみつかな生き方」の

本を読んだり、はたまた林成之の「脳に悪い七つの習慣」とか、吉原珠央の「また会いた

いと思われる人の38のルール」とかいろいろ!

直ぐに読めてしまうので、ついつい手が出てしまう!

軽い話題にはいいけれど、もっといい本をしっかり読まなくっちゃねえ!

でも、句集も読んだよ!

今井杏太郎の『風の吹くころ』このさりげなさはなんということだろう!力が抜けていてしかもこころに深く入ってくる!すごい!

高柳克弘の『未踏』若さと独特の感性で勝負している!

藤本美和子『天空』引き算でまさに作った本格的な俳句!しかし力がこちらにないと読み

切れない世界!

雑誌は角川「俳句」と「俳壇」と「俳句界」と所属結社誌!年鑑が来て、毎日新聞俳句大

賞の結果の本も来て、本のお化けに追っかけられそう!

でも取捨選択し、優先順位もつけながら、いろんなもの吸収していきたいなあ!

本当はブログを利用して、もっと深く本の感想や内容をしっかりまとめておくといいらし

い!

ともかく入れるだけでなくアウトプットすることが脳にすごくいいらしいけど、人に伝え

るのってほんとしっかり読まないと伝えられないものですね!

来年はもっと計画的な読書も学習もしていきたいなあ!

毎日にはすごく変った句で言いか悪いかどっちかの句を一句出してみたが、やはりひとり

よがりだったらしい!やばい!

期待しなかった方の一句が予選通過したけど当然そこどまりだわ!二句入れば、結社賞候補一覧に乗るんだけれど、お金をはらってまで投句したいと思う人はあまりいないみたい!さすが実力主義の「鷹」はだんとつだ!いいか悪いかは別として!


でも記念に

「向日葵の芯を桝目として描く」でした!残念!

とある私の一日!

2009-12-09 12:35:08 | Weblog
12月8日開戦日を昔知らなくて笑われちゃった私!でも今日はしっかり覚え世界の平和

を祈って句もちゃんと作った。

朝、私の鏡になっていろいろ応援してくださるコーチと二週間の成果を確認し、更に継続

的な努力目標を確認してそれから、ひとり吟行に出かけた。

冷泉家の和歌天守展へ行ってきた。何か受験の為の文学史総復習するみたいに、21代

集や私家集の美しすぎる写本を見て、和歌800年の歴史を実感してきた。

ここで一句 「凩を来て冷泉家の遺墨」(これは実は席題で行く前に作っちゃったまやか

し!ちょんぼ句)

いい文化を後に伝える蔭にそれを支えた人の熱い思いと努力があったんだなあと改めて

実感も出来た。

この国に生まれて、この国の言葉が使えること、この字が使えること何かすごく幸せって

思えた。

だんだん季節感が無くなり、これから俳句のほうもどうなるのかなあと思うけれど、やは

り心ある人の思いで継承されていくんだろうなあ!また継承の一翼を担いたいなあって思

えた。戦争中は無季俳句になってしまったらしい!季語の減少は戦争への警告のひとつか

も!自然の破壊、どこまでも利己的な欲求の充足!

そのあと夕暮れに近い動物園に行った。家族や恋人と中学生の集団がいた。一人はちょ

っと暗い!でも鶴や鷹や熊や水鳥や動物園は季語だらけ!句材に困ったら動物園に行こう

って話きいたことあるけど、一日ゆっくりいないと、向こうから話かけてはくれない。

でも必ず、なんとか句にしてみたいなあ!

閉園の時間がせまり、私は方向音痴なのでこんなところに閉じ込められたらどうしようと

ちょっとあせって弁天口に急いだ!檻に入れられて「ホモサピエンス」ってかかれたり

してね(笑)おまけに太りすぎのと註がつきそう!

不忍池の枯れ蓮が見たくて!ここは母の吟行地だったんだ!そろそろ母に会いにいってあ

げないとなあ!

充実した一日だった!こんなふうにいつも行動的な私でいたい!

ではではまたね!

青芝俳句会ホームページが出来上がりましたるんるん!

2009-12-07 12:41:43 | Weblog
念願の「青芝俳句会」ホームページが、梶原副主宰のお嬢様のご協力も頂いて完成しました。

http://aoshiba-haiku.life.coocan.jp/です!是非アクセスしてみてください!


えっ!私は何をやったの?作ろうよ!作ろうよって言っただけ!

でも夢見る夢子さんで、こうしたいね、ああしたいねって言う人もだいじだよねえなんちゃって!

これからいろいろがんばります!

皆さんも忌憚のないご意見を掲示板等に入れてくださいね。

投句も心待ちしています

第三十八回言の葉ティールームを終えて

2009-12-07 12:22:43 | Weblog

初心者の勉強句会を立ち上げて三年が過ぎました。

皆様「青芝」の会員にもなってくださり、毎月の投句を初め本部の諸行事にも参加し始め

てくださり有難うございます。

青芝誌上初め、大会や吟行句会でも活躍を始めてくださり本当に嬉しい限りです!

なんたって青芝では、50代60代は超若手なので、今後もどうぞ若さで青芝を盛り上げ

てくださいますようご支援をよろしくお願いいたします。

忘年会も楽しかったですね!来年も新企画を取り入れながら楽しい句会にしていきましょう!

では、よい年末年始を!

第3回角川熱川吟行会に参加して

2009-12-07 11:30:13 | Weblog
12月1日~2日 角川の熱川吟行会に行ってきました。

第一回も一人参加したが、今回は早稲田のオープンカレッジの方々とご一緒なので安

心!講師もお世話になている井上弘美先生と宮坂静生先生!全然違う句を作る先生方がど

んな選をなさるかとても楽しみでした。 案の定15句ずつ選ばれた先生方の選は二句

しか共選がなかったが、さすが講師の先生方は別格で、講師の先生方もちゃんと出句して

くださり、さすがと思いました。しかも、やっぱりお二人で選びあい、参加者とは一線を

画してました。脱帽です!

ほとんどが,「岳」のかたと早稲田の人だったので、もっと色んな結社の傾向や俳人と

の 出会いがあったら、もっと違う刺激を得られたかもしれないが、参加者が少なく残

念!!でも一句ずつ批評をいただけたのは、ラッキーでした。



昨日もう入選結果と写真が送られてきてびっくり!お仕事速いですね!ありがとうござい

ました。

1日夜の句会 宮坂先生入選 上紺の海を遠くに蜜柑山

極月の竹林を出て背を正す

2日目大会 井上先生秀逸 昔日の土葬のことを蜜柑山

これからも他流試合もしながら、自分の句を磨いて行きたい。