俳句への扉

私の俳句的生活の記録。俳句塾言の葉ティールームへのご案内。

選評をいただくということ

2012-05-24 18:34:03 | Weblog

俳句総合誌「俳句界」と角川の「俳句」六月号が、次々と届き昨日、今日と家事も、創作もそこそこに、ほとんど一日中読みふけってしまいました。

今日も、またすごい運動不足!それに無い頭を使っているのか、チョコレートが無性に欲しくて困ったものです。

ところで、今月は俳句界には、秀逸1、佳作入選4句が載ったのですが、角川は、大牧広先生選で推薦の五句に入り、選評をいただくことができ、とてもうれしく思

いました。俳句はほとんど共選にならないというのが常ですが、このごろは、共選でとっていただける句が増えたように思います、推薦の一句は、小島健選

佳作にも入っています。

ところで、推薦の一句      凱旋のやうな退院菜飯炊く      依子       (角川俳句6月号)

の選評を感謝をこめて記しておくと、

   「  気持のわかる一句。退院となると一種の勝利感をもつ。そんな気持ちで退院をして、まっさきに自分の好きな菜飯を炊いた。

 退院の折の気持ちをとした点は新しい意味をもたらしていて前向きである。さぞ菜飯が旨かったことであろう。」

であった。本当のことを言うと、この退院は、もうこれでダメかもと思った93歳の母の退院なので、いただいた選評とは少し違うので、事実を正しく伝えるに

は、凱旋の母の退院菜飯炊く   のほうがよかったかもですが、実感から出来た句は、人の心に触れる力が出るのだと思いました。俳句は作ったら作者を

離れ、読者のものになり、いい読者に出会えた句は幸せな句ですね。よく作った気持ち以上の何かを読み取ってくださる場面に遭遇します。俳句実作者

の冥利ですね。

さて前向きという選評で思い出したのが、以前に名村早智子先生選で推薦に選ばれた句にも「健康的」という言葉が入っておりました。その一句

                           湯たんぽの中の浪湯音抱へたる     依子     (角川俳句3月号)

の選評   「 は水枕の中に寒い海を感じ、作者は湯たんぽの中に暖かい浪音を聞いた。入れ物の違いはあれ、物に閉じ込められた水音の

感じ方の違いが、そ時の作者の境地まで表出する。この句の健康的な捉え方が海を想起させ豊かな心持にさせてくれる。」

とありました。

こんなふうに、選評をいただくということは、作品を作品以上にしてくれる大きな力があります。

私も、結社で作品評をすることがあるのですが、言葉と言葉で人がつながるというのは感動的な出来事です。

先日選評を書かせていただいた方から、ご丁寧な礼状をいただきましたので、お礼状を書きました。

                         礼状に礼状を書く聖五月           依子

これからも言葉を信頼し、俳句形式の恩寵に預かりながら、人と人との絆を深めていきたいです。

今、懲りずに30句、50句の作品もまとめていますが、限界と思うときいただいた選評が大いなる支えになります。

本当にありがとうございました。

 


弔電を打ちました。

2012-05-22 20:14:48 | Weblog

青芝の古くからの気仙沼支部の会員で閻浮集作家であられた、昆野道代様が、5月19日亡くなられたという悲しい知らせが入りました。

93歳という長寿ではありましたが、3月11日の津波で、すべてを失い仮設住宅に入られるなど、最後はそのお年でさぞかし大変だったことと思います。

もしという過程は、無意味ではありますが、あの大津波がなければ、あるいはもう少し長生きできたのかなどと考えてしまいます。あの大震災はまだまだ終

わってないのだと実感します。

気仙沼にお伺いした日のお姿が偲ばれます。皆様に大変お世話になりました。ありがとうございます。

謹んでご冥福を申し上げるとともに、ご遺族はじめ、気仙沼句会の方々に、お慰めがありますようお祈りいたします。


大判焼きを買いに行こうと思ったらなんと!

2012-05-15 14:14:33 | Weblog

  先日、言の葉ティールームの時に、近くの大判焼き屋さんの大判焼きをいただき、種類がいっぱいあってなんか全部制覇?してみたくなって、買いにでよう

としたところ、なんとポストに保健所から私へのラブレター?がはいっているではないですか?

  もう一応の結果は聞いて一安心したところだったので、いぶかしく思いながら、開封してみると、

あなたは、メタボリック予備軍ですと注意喚起のマークが目に飛び込んできたのです。

 ちょっと歩くと息切れがしておかしいとは思っていたものの、まさか呼び出しがかかるとは思っていなかったので、超ショック!

 でも、いい機会なので、呼び出しに応ずることにしました。

ジムに通わなくっちゃと思いつつ、お団子食べながら、ジムの広告4種類を比べては、無駄な時間を費やしていた私ですが、決めました。

コーチが言うように、近くがいいよという一言を信じて、明日申し込みをする予定です。6月から、開始です。

今日からやらないところが私らしいですが、今月は大きな課題二つに挑戦中なので、それがすんだら、晴れて次の課題に挑戦するつもりです。

健康は失ってみないとその大切さが実感としてわかりませんが、まさに転ばぬ先の杖ですよね。同級生も転んで肋骨を折ったそうですし!

というわけで、大判焼き屋さんを横目で見ながら、買わずにお散歩から帰ってきたのでした。

今日は、明日のカルチャーの準備をして、できたら、青芝の添削も書いて、自分の作品に集中したいです。

メタボは、苦になっても、句にはなりませんねえ!悲しい

 


主婦モードからの切り替え

2012-05-07 10:36:12 | Weblog

連休最終日は、主人に上手に逃げられてしまったので、私もそろそろモードの切り替えに入る準備で、町田のあすなろ支部句会に参加しました。

参加人数は七名でした。当日朝決めたので、句の用意もしていなかったので、途中薬師池と牡丹園で作ればいいと空っ手で参加てしまいましたが、吟行句

会ではないので、念のため未発表の過去の句を少し混ぜて、他の句会の意見もお伺いしてきました。

句が取れる日と取りにくい日があるのですが、みんな調子が悪いのか、高尚?過ぎてわからないのか、それ以上詮索はしないことにしましょうとか言って、

無事選句が終わり、全句の講評や添削を支部幹事の千鶴子さんがなさいました。

その後は、いつものことながらたけのこや、花菜?をいただき、掘り立ての筍二本とわらびをいただいて帰宅したのでした。

        新築の木の香りする聖五月          依子          千鶴子さんのバリヤフリーの家に招かれて祝吟

予報どうり、雷雨になり、少しぬれましたが、バスの中から、大きな虹がかかっているのが見えて、脳天気な私は、これは何かの吉報に違いないと思い込む

ことにしたのでした。

とりあえず、いつものことながら、見えるところはきれいにして、遺品整理は自分だけで判断できないものを残して、一時中断、六月に入ってから再開の予定

です。


とうとう大変なことに手を出してしまいました!といっても

2012-05-03 19:13:23 | Weblog

とうとう手を出してしまったといっても、もちろん博打や薬物なんかじゃないですよ!あたりまえですがね!

それは、義母がなくなって一年半そのままにしておいた遺品の整理なんです。

私は業者さんにも手伝っていただいて一気にやってしまい、俳句に集中したいのですが、この連休はあきらめて、すべてをこれにかけようと決心?し

ました。主人も何を思ったのか、ライフワークかと思っていた、青学のOB合唱団を休団してしまったし、この連休は雨がおおいので、ゴルフも中止になり、や

るなら今しかないよと思って始めてしまったのです。

それに、私ももうすぐ還暦、50代のうちにやっておかないと、年々体も頭も動かなくなりたいへんになるばかりと思ったからです。

でも、言っちゃあいけない言葉ですが、大変

これが一段落したら、子供のために、私ももっともっと整理して、シンプルに暮らすようにしたいです。

残った人に任せるのはちょっと気の毒な気がします。

ところで、思わぬ遺言書や、古い手紙等あって、義理の妹(といってもお姉さんみたいな方ですが)と、そういえばそうだったわねえとか、過去のことを思い出

したりしながらやっていますが、過去は過去よって、私たちはさっぱりしているので、半分?読んでみんな捨ててしまいました。

そんなことしていたら、いつまでたっても終わらないしね!

懐かしいものが出てきたりもし、やるからには、必ず楽しいイメージでやることを学んだので、きっと、渋滞に苦しむ連休よりは良かったといえるようにが

んばりたいです。

主人と二人だけの家にしては、だだっ広くてお掃除が一遍ではできませんが,まあ埃では死なないのでよい意味でいい加減に掃除はしたいです。

それにしても、マスクして、アレルギー鼻炎の薬を先に飲んで始めましたが、頭も痛くなりセデスのお世話にもなっています。

連休が終わったら熱海で休養し、ラストスパートをかけて、作品のまとめにはいりたいです。

このブログも、バージョンアップして、もう少し俳句の要素をきちんと入れたものに6月からしていく予定です。

ただ今、遺品整理の休憩時間でした!パパゴルフの練習に行っちゃったしね!気分転換におつきあいいただき?ありがとうございまーす!