俳句への扉

私の俳句的生活の記録。俳句塾言の葉ティールームへのご案内。

角川俳句賞の正式誌上発表!

2011-10-30 09:33:06 | Weblog

京都から帰りましたら、角川俳句、俳句界、青芝の十一月号がどんと届いていま

した。

受賞作「ふくしま」を早く読みたかったので、荷物の整理もそのままに、その作品と

選考過程をよみました。

去年も意見が分かれ、ダブル受賞でしたが、今年もやはり意見は大きく分かれた

ようでした。

でも今年はこの時代の証言としても「ふくしま」の作品をクローズアップしておくこと

に大きな意義があると思うので、結果には満足です。

詠みにくい社会事象を俳句という形式でチャレンジできたのは、やはり日頃のは

いいく鍛練と、実体験という強さだと思います。

私も夢の夢ですが、50句をまとめるプロセスを大いに楽しみたいです。

一緒にお勉強仲間させていただいてるいい仲間もから、予選通過者が出たこともとてもうれしかったです !

いい勉強会をして実力をつけていきたいです!


京都時代祭に行ってきました。

2011-10-29 11:25:08 | Weblog

十月21日から23日まで、お友達に急遽誘われて、京都の時代祭を見に行ってきました。

日帰りで誘われたのですが、雨天順延ということもあって、せっかくいったのに見ないで帰るのも癪だわね

えということで、京都二泊のフリープランで行くことにしました。

忙しくて事前の計画も、新幹線の中ということで、なんとこだま号でいったのです

が、寝不足で頭も働かず、コースがなかなか決まらないうちに、京都についてしま

いました。三時間半は短かった!ゆっくり計画を立て、お弁当も食べ、睡眠補給も

する予定だったのに!

でもどさくさに決めたところは、結構みんなとてもよくて、けがの功名?っていうか

な?ほんとお気に入りの場所ばかりでした。

数多く見るのではなくじっくり見るのが、フリープランの良さなので、丁寧に、永観

堂と南禅寺をみました。永観堂の紅葉にはまだ早かったのですが、枝先がほんの

り赤く緑が残っているモミジが結構好きです。コントラストがその時期ならのもので

すよね!見返り阿弥陀仏もじっくりみました。

南禅寺は、三門にあがったのが、だいヒットでした!楼上の京都の風と京都の

山々は絶景でした。しばらく立ち去り難いところでした。昼は湯豆腐会席膳!

夜は祇園の花見小路で京都会席膳を食べましたが、あの街並みの雰囲気に触

れたのは、初めてだったので、超感動しました。ずっと残してほしい文化遺産です

よね!いるだけで舞妓さん気分になれます。そういえば、おばかついでに、舞妓さ

ん変身願望もかなえてこようとおもったのですが、いまいち勇気がなくて今回は見

送り!でもかならず生きているうちにかなえたい夢のひとつです!

こういう夢ならちょっとお金と時間とがあり、人の思惑を気にしないちょっとした勇

気さえあれば簡単に実現しちゃうけどなあ!

二日目は、晴れていたのに時代祭は延期、午前中例の二条城の鴬張りの廊下を

ゆっくり踏み鳴らしお城とお庭を見学!

お昼は鴨川をみながら食事をして、その後は南と北に友達と離ればなれ?になり

ました!私はどうしても鞍馬の火祭が見たかったし、友達は宇治の平等院にいき

たかったからです。

別々に写真を撮ってこようねと言って別れました。

私の旅は、人生と同じくかなり無計画で大胆、!口と目があれば何とかなるさタイ

プなので、人に聞きまくりながら、和泉式部が作った螢の歌ではないけれど、あこ

がれる魂が浮遊するかのごとく、貴船神社にいき、鞍馬の火祭のある由岐神社

へ叡山鉄道にのっていったのでした。

お祭りが始まる前の町の雰囲気も味わい、特等席と他のブログに書いてあった

山門の席もゲットしたのですが、折からのすごい雷雨!雷は近くに落ちたらしい音

を立て、雨は山すべてを消してしまう勢いでした。

山門の席で雨止みを待つこと二時間、なんだか明日の暮らしを何とかしようとして

何とかならない、羅生門の下人になってしまった気分でしたよ!

挙句の果てこのお祭りは立ち止まってみることのできないお祭りですというお巡り

さんの警告に負けてしまい、始まるときには、雨の中町の裏側を歩かされている

だけでした!

遠くに松明の煙らしきものが上がって、煙のにおいだけはするものの、見えたの

は、京都府警察署の背中の文字ばかりでした!

帰って友達に写真見せたら、警官の背中撮りにいったの?でした!ちょっと人魂

みたいなものはみえるけどといわれ、ベットの上でおなかを抱えて笑いころげまし

た。くやしい!昨今の私には珍しく弱気になったみたい!これもまた次回のお楽し

みだわ!長生きしなくちゃねえ!

三日目は、お友達と三三間堂で一〇〇一体の千手観音像と静かに向き合ってき

ました。

午後は特別観覧席で時代祭を鑑賞し、歴史を再確認するようでした。隣席に和服

の若いお坊さんが来て、なんか京都っぽいねって思いながら最後までゆっくり堪

能しました。

来年は、祇園祭か葵祭に挑戦したいなあ!

健康第一ですね!ナノになのに、私は鞍馬の天狗さんのたたり?か雷神様のご

歓迎か、これ以上降るのを見たことがないというような豪雨に身ぐるみ濡れて、

京都の風邪?をお土産に持って帰ってしまったのでありんす?!(なんか変?)

今日で5日目なのに完治せず、きょうの深大寺吟行もキャンセルするはめになっ

たのです!

秋晴れなのにい!残念!

年を考えて行動しなければダメですね!少し過信してました 

ところで、連泊したシティーホテルは最悪でした。お部屋の冷蔵庫はこわれて

いるし、大きいお風呂があるのはいいなあと思ったのですが、排水は詰まってい

るし、湯船の中は、錆?で真っ黒!お値段相当なので文句は言えませんが、二度

と泊まりたくないホテルでした!残念!

学生のような旅行はやはり 卒業ですね!

また頑張ってご褒美としての、ちょとリッチな旅がしたいです。

子供に貧乏性だと笑われています。

 


青芝一泊熱海吟行会にいってきました。

2011-10-04 11:35:32 | Weblog

青芝の全国大会の残務整理もそこそこに、次のイベント青芝吟行会に行ってきました。

青芝はほとんど、吟行をしない結社になっていたので、なんとか以前の活気を取り戻し、親睦もさらに深めて

いきたいと思っての企画でした。

高齢化の著しい俳句会としては、22名の参加はまずまずでした。

今大会で名誉主宰になられた先生も参加してくださり、夜は季語について楽しく考えるお話もしていただけま

した。

熱海は、秋の花火大会の日で、私はいつも見ている花火ではありましたが、皆さんに鑑賞していただきたいと

思って、結構人気があるという熱海の宿を予約しました。

ところがなんです!一大ハップニングで、会員のおじいちゃまが、花火をみんなと鑑賞したいと、屋上へ上る

途中階段を踏み外して、頭を打ちしばし意識を失ってしまったのでした。

宿の方が発見してくださり、大事には至らなかったのですが、花火の夜は救急車の中でした。

南熱海の病院がすごく遠く感じられたのですが、帰りは宿の支配人さんが駆けつけて下さり、あっという間に

宿に戻りました。

事前に、みなさんお年なので、保険をかけて行ったのが不幸中の幸いでしたが、しばらくは後遺症とかがでな

いか心配です!神様におまかせするしかないけど!来宮神社にもよって帰ってきました。

でも句会が流れなくてほんとよかった!おじいちゃまも反省文のような句を出していてしおらしくしていらっしゃ

いましたよ!

今日テレビで失敗学という話をしていました。その名のとおり失敗から学ぶのですが、成功したければ、二倍

の速さで失敗をすることという言葉も心にとめています。失敗がないのはチャレンジしていないからなんだそう

だ!いいぞ、いいぞ失敗ならお得意分野だもんね!

失敗を重ねながら、企画もさらに良いものになっていくのでしょう。

私の編集のお仕事も、俳句修行も失敗や落選の数が、あきらめなければ成功につながっていくのでしょうね

え!

成功という言葉は抵抗があるけれど、夢の実現ですよね!

どさくさの中で作った句も、中村先生の選に入ったし、めでたしめでたしということに!

     「秋水の裏側の音聴きにゆく」

言の葉ティールームの方も、緊張を超えてご参加くださりありがとうございます。納得のいくまで調べまくる真

面目な美代子さん、極めて女らしいのに肝の座った千恵子さん、最後にかけるむつ子さんの焦りようもかわ

いらしかった!私もかなりあせっていたけどね!

どうか、伝統文化である俳句を次の世代へ伝えていく夢に手を貸してくださいね!

俳句は想像力を豊かにし、極めて人間らしいコミュニケーションツールだと思います。

美しい秋をまた一緒に享受していきましょう。