わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

現在、過去、未来

2015年07月24日 | 泰阜村が大学になる
さて今日も泰阜村のスーパー猟師:ケサトさんの家にいる。

連日朝夕と続いた田んぼのヒエ抜き作業完了のプチ打ち上げ。

草取りを一生懸命がんばってくれた山村留学卒業生と、山賊キャンプに実習参加中の北海道教育大学の学生を連れて行った。



▼もう12年も前の写真。この中に、12年前の彼がいる。わかるだろうか?





卒業生は12年前に暮らしの学校「だいだらぼっち」に参加していた。

その当時、小学校の登下校の途中にケサトさんの家の前を通っってた。

「帰り道に、ケサトさんに肉をもらった」

「トラックの荷台でイノシシをさばくのを見せてくれた」

あの頃の思い出が鮮やかによみがえってくる。

そういえば、私の拙著「奇跡のむらの物語」に掲載されているイノシシをさばいている写真をよく見ると、彼がいた。

そうか、この写真の時のことか、と微笑ましい。



北海道教育大学の2人は、これから就職活動だという。

ケサトさんは、諭すようにゆっくりと、自分がなぜこういう人生を歩んでいるかということや、後悔なんて全くなくて楽しい日々だということを、話してくれた。

これから社会に出る2人にとって、きっと自分の人生を考える素敵な時間になったに違いない。



▼スーパー猟師の作るシシ鍋は、ほんとうにうまい。




▼鹿の革で創られた名刺をもらって大喜び。





ここ5年で、ケサトさんを全国各地に連れ出している。

沖縄本島北部、国頭村では、集落の皆さんに大歓迎された。

震災直後、福島県いわき市に行った時は、復興作業員と勘違いされた(笑)

今年は同じく福島県の飯舘村に知人を訪ねて行った。

ケサトさんは、常に「刺激があっていい。こういう縁をもらえたのがうれしい」と言ってくれる。

今度はまた、沖縄に連れて行こうと想う。

ケサトさんを待っている人がいる。

そして、いよいよ北海道にも上陸しようかとも考えている。



現在、過去、未来。

素敵な時間と縁が紡がれていく。

だからお客さんが来ると、こうやってケサトさんの家に連れて行くのかもしれない。


▼毎年100人の大学生が2泊3日で泰阜村に滞在する。その大学の先生と(一昨年)。





▼駒沢大学の先生、日中市民NPOのスタッフ、山賊キャンプにボランティアに来たアメリカの学生と(一昨年)。




▼昨年、北海道教育大学から実習に来た学生たち。




▼肉食系女子(笑)




▼アメリカの大学教授、九州の教員、山村留学の卒業生、長期滞在のボランティアと(昨年)




▼この学生も北海道から(実習ではない)






英気を養った若者たち。

さあ、いよいよ山賊キャンプの現場に出ていく。

ケサトさんが生きてきた泰阜村の風土を、ケサトさんに代わってこどもたちに伝えてほしい。

がんばれよ!


代表 辻だいち

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