わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

盟友

2012年02月05日 | 東日本の教育団体支援・協働
いわき市で、山賊キャンプにこどもを送り出してくれた保護者の方々とお茶会をした後、いわき市から車で小1時間の鮫川村に向かいました。

目的地と宿は、福島県鮫川村の「NPO法人あぶくまエヌエスネット」。

理事長の進士徹さんと、奥さんの由美子さん、そして名物地元人三瓶稔さんが快く迎えてくださいました。

彼らとは、地域の風土を大切にした体験教育の視点で、10年来の盟友です。

進士さんたちは、福島県あぶくま高原の豊かな風土を舞台に、良質の農的体験活動を展開してきました。

長い歴史のうえに築き上げられてきた鮫川村の暮らし、そしてそこに根ざした進士さんたちの血のにじむ活動。

あの地震は、それらをすべて吹き飛ばした。

4月上旬、私は進士さんの地を訪ねて、進士さんのこれから、福島のこれから、日本のこれからを語り合った。

その後、進士さんは福島のこどもを守るために「ふくしまキッズプロジェクト」を立ち上げて東奔西走。

私もかげながらその動きを応援し続けてきました。

あれからもう11ヶ月がたとうとしています。

福島の小さな鮫川村と、信州の小さな泰阜村が支えあいを通じて豊かに縁を紡ぎ始めています。

その縁が、全国の小さな地域に広がり、世界に広がっていく。

そして村のこども同志の交換留学などの教育、自然エネルギー推進などにつながっていく。

エネルギー、教育、平和・・・、これからの時代にどうしても避けて通れないことについて、真正面から取り組もうと、今回熱く語り合いました。


▼あきらめない進士さん(右)は元気です





鮫川村教育委員会にも挨拶させていただきました。

いつものごとく矢吹主査が、明るい笑顔で待っていてくれました。

鮫川村のこどもたちを山賊キャンプに招待するだけではなく、進士さんたちとも協働して、鮫川村のこどもたちと泰阜村のこどもたちが交流していこうじゃないかと、ここでも熱く語り合いました。

小中学校の頭がやわらかいときにこそ、全国の他の地域のこどもと交流する。

1年間は難しくとも、1週間でいいから交換留学をする。

その交流を通して、自分の足もとの地域を見つめる良質の視点を培えるものと想います。

福島県鮫川村のこどもたちが、NPOグリーンウッドそして泰阜村との出逢いを通して、全国に、そして世界に目を向けて行くことができれば、それが私たちの身の丈である「教育活動を通した支援」になるのだと強く想います。

震災から1年がたとうとしている今、支援=支縁はここからが本番です。


▼鮫川村の山々。ここを除染するのかと想うと途方に暮れます





代表 辻だいち

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