感想

バラとおわら風の盆と釣りなどの雑記

常田池

2007年04月20日 | 桜/あんず/紅葉/つつじ
うちの近くの池です。
江戸時代に造られた池で、雨の少ない上田には沢山このような池が残っています。
川の水は田畑を潤し、水性植物や昆虫、魚を育み、人の喉も潤しますが、また洪水も引起し、人々の生命と財産を飲み込んできました。川の氾濫対策として、また灌漑対策としてため池は重要な役割を果たしています。
武田信玄や空海などは、治水事業を行ったことでも有名ですが、私も含め、その事業の大切さを身をもって認識している方はほんの一握りの関係者だけです。
簡単な水路の改修などを除き治水事業はとかく大規模な事業となり県や国の施策として行ってゆくものですが、総合的にみて自然環境を壊すことなく、治水事業を続けなくてはなりません。近年は農業用水路も3面コンクリートの魚の住めないものにとって代わり、ドイツ式の自然を利用した水路も導入されているようです。
公共事業としての水路の改修の規模の目安は100年に一度の豪雨を想定したものだそうです。昨年こちらでも珍しく豪雨に見舞われ川が氾濫し、川の堤防道路を通っていた新聞配達の方が決壊した堤防に飲まれ、未だ見つかっていません。ただ後で、行政の方からあの時の雨量は100年に1度の想定雨量を越えていたと聞いてちょっと拍子抜けしました。何故なら一昨年の集中豪雨の方がはるかに沢山降ったからです。普段雨が少なく、カラっとしている上田ですので、どちらかというと灌漑対策としてため池が沢山作られたのですが、池に繋がる用水路は大人の背丈の倍から3倍以上までの深さがあり、危険のような気もしていましたが、住人の予想を超えた雨量もきちんと計算して造られているんですね。


常田池は今は立ち入り禁止のネットフェンスで覆われていますが、子供の頃は池で遊び、蛭に吸い付かれたことがあります(笑)












































コメント (4)
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