感想

バラとおわら風の盆と釣りなどの雑記

夜の上田城

2007年04月10日 | 桜/あんず/紅葉/つつじ
 先日古本屋で心理学者の河合隼雄さんの教育に関する本があったので、ぱらぱらと見ていると印象に残る文章がありました。
正確には思い出せないのですが、教育ということは、字のごとく教える部分と育てる部分から成り立っているのだが、
今は教えることのみに比重が置かれていて、育むということは全く忘れられている。
子供にとって人為的に教えられることが多いほど、育つ部分が削られるのでないか。というような文章だったと思います。
ほおっておいても体は育つのですが、心の大切な部分を育てることも教育なのだということだろうと思います。
どうやったら情緒や情感、思いやりや優しさといったことを育んで行くのでしょうか。
家族や友人、先生など周りの人の言動を見てそれに影響されたり、反面教師としたりしながら本人が生活の中で育って行くのでしょうね。教えるだけでは、訓練になってしまいます。もちろん訓練も大切だとは思いますが。

今日も夜の上田城です。


コメント (4)
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