goo blog サービス終了のお知らせ 

環境と体にやさしい生き方

環境の悪化は生物系全体に大きな影響を与えています。環境と体にやさしい健康的な生活を考えるための新鮮な情報を紹介します。

日本列島に降り注ぐ黄砂の特徴

2011年05月05日 | 環境問題
今年もまた、黄砂の季節がやってきました。
と言っても、最近では、秋や冬でも観測されるようになってきましたが・・・

また、過去ブログ(本ブログの最後に記載)でも書いたように、自由対流圏中の高度4~6kmでは、きわめて高い頻度で季節を問わずに黄砂が存在しています。これは、中国北西部の乾燥地帯で発生する黄砂が、低気圧活動とは無関係に漂っているもので、「バックグラウンド黄砂」と呼ばれています。

中国北西部やモンゴル共和国の乾燥、半乾燥地帯では、近年特に過度の耕作や放牧、地球温暖化の影響などで砂漠化が進んでいます。このために、黄砂が観測される頻度や量が増えてきているのです。

黄砂は中国や韓国でも観測されますが、日本列島に降り注ぐものは、これらと比べて次のような特徴があります。

・粒径ガ4μm(1μmは1000分の1mm)と極めて小さい。
・中国の石炭の燃焼等によって生じた二酸化硫黄を取り込んでいる。
・東シナ海や日本海上空を経由する際に、二酸化硫黄が酸化されて硫酸に変化している。
 (硫酸は酸性雨の原因にもなっている。)
・黄砂には、石炭や石油等の化石燃料の燃焼時に発生する多環芳香族炭化水素(PAH)やニトロ多環芳香族炭化水素(NPAH)も含まれている。 
 (多環芳香族炭化水素類は、造血系障害や消化器系障害、発がん作用などを引き起こす物質)
このことは、拙著「覇権大国中国が小日本を消す日」でも取り上げました。

黄砂による健康被害のリスクを減らすために、国立環境研究所の「東アジアの広域大気汚染マップ」サイトなどで、黄砂や大気汚染物質を確認して、外出を控えるとか、マスクを着用するなどの対策を講じることが必要です。
東アジアの広域大気汚染マップhttp://www-gis5.nies.go.jp/eastasia/air_asia_top.html


黄砂に関する過去ブログも参考にして下さい。
季節はずれ?の黄砂に注意
東アジアの大気汚染を気にせざるを得ない時代
黄砂による有害化学物質の注意



覇権大国中国が小日本を消す日―汚染された日本海と日本国土を廃棄せよ!
クリエーター情報なし
ごま書房新社



人気ブログランキング「健康・医療」へ
人気ブログランキングへ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。