悪友６勇士顛末

今から４０年も遡って高校卒業から数年、高校時代から親友と云える友達が５人いた、私を含めると６勇士が事あるごとに一緒に行動していたことを覚えている、それぞれ別な道を歩み出していたころで学生気分がまだ抜けきらないで時期で、大学に行った平井、五十嵐、などは恵まれた環境で他の友人の工藤、佐々木、菅野君たちは高校卒業後すぐ就職している、私の場合は大学進学ははなから避けていた勉強嫌い高校だけで終わって実践教育を選び繊維問屋の丁稚修行を２年足らず、店が倒産し帰省し直ぐ自分の店を開き店主に収まっていた。
そんな環境だったので、我が家が悪友たちの溜まり場にもなり私は滅多に参加しなかったが店の二階で麻雀三昧をしていた。
同居していた父と母も良き理解者で、悪友たちも居心地のいい場所としていた。
その親友である悪友たちとは、それぞれの環境の中で暫く交流が途絶えていたりしていたが何れも飛び抜けて出世した物も居なかった、中年過ぎたあたりで６勇士の中から音信が途絶え行方が判らなくなった五十嵐、佐々木君たちも出てきた、そしてここ２年くらいで一番親しかった工藤君と昨年逝ってしまった菅野君、その菅野君の一周忌の案内が届く。
寂しい限りだ、もうオールドブラックジョーの歌の世界だ。
現在連絡が付くのは故郷に残っている、時計屋の平井君だけだ数年前まで室蘭岳に毎日登っていると云っていたが、今年はとうとう年賀状が途絶えた、～いよいよ一人になったかと益々オールドブラッジョーが現実になってきた。

今日自主トレ四日目「きたえ～る」は武具を背負った若い人達で賑わっていた、予定表を見ると北海道高校剣道新人大会が行われていた、入口付近で武具店の展示販売を見つけ覗いてみた、剣道は私は無縁だったが７歳上の兄が独眼竜の剣士で戦前の室蘭中学の選手をしていた、其れから二世代が後の私の孫たちが中学時代から剣道を始めていた、高校短大を含め続けていたと思っている。
その孫も、今は社会人になっている、事情があり今は交流はしていないが何時も心にかけている。そんな孫を思いだし、展示販売所で衝動買いをしてしまった、使いもしない竹刀と鍔、〆て1,150円の出費になる、春になったら裏の公園で素振りでもする気かな？

素振りをするつもりか？
行事案内板
外は厳冬の札幌市内