4月末で無償サポートが終わる米オラクル社製プログラム「Java(ジャバ)7」が、個人パソコンの約4割で使われていることがわかった。5月以降に新たな弱点が見つかると、パソコンが乗っ取られるなど深刻な被害を受ける恐れがある。オラクルは最新版への更新を急ぐよう呼びかけている。

 Javaは世界中で広く使われる無償のプログラム。ホームページの閲覧やソフトウェアの利用に必要になる場合が多い。セキュリティー大手トレンドマイクロが1~2月、同社製品を使う人を対象に調べた。日本国内の約22万人のうち39・9%がJava7で、最新版のJava8に更新した人は16%だった。

 昨年3月からJava8が提供され始めたが、自動で更新されないことが多く、切り替えが進んでいないとみられる。更新はオラクルのHP(https://www.java.com/ja/別ウインドウで開きます)でできる。