おケンさん、引っ越し

おケンさんの引っ越しが無事に済みました。コロナの影響で大学の寮に入るにも、日時をあらかじめ予約して、同じ時間に大勢の人が一度に来ないように調整されていました。

でも引っ越しの前日あたりからイギリスのガソリン不足が顕著になり、前夜にマークとーさんにガソリンの補給を頼んだところ、ガソリンスタンドにガソリンがないという事態になっていました。「明日大学に行けないなんてことになったらどうする？」と冗談半分、本気半分でケンと話していました。幸いいくつか行ったガソリンスタンドの一つで「明日の朝6時に来たら給油車が給油に来た後なのでガソリンがある」と教えてもらい、引っ越し当日の早朝6時に無事ガソリンを補給できました。ギリギリセーフ！

おケンの寮の部屋。かなりベーシックな部屋ですが、うちのおケンさん屋よりも広い！（うちの中でケンの部屋が一番小さい。↓下の写真はケンの寮の部屋。こっちはみんな個室なんだねー。）本人はたぶん自覚していなかったと思うのですが、おケンさん、かなり緊張していました。大学先輩がケンの部屋に案内しがてら荷物を運ぶのを手伝ってくれた時、道中ケンに話しかけてくれていたのですが、ケンの反応が上の空なんだか緊張でカチカチなんだかあまり話は弾んでいなかった感じ😅。

ケンはイギリスの北にあるヨークという所に行ったのですが、これについてマークの叔父さん夫婦が興味深いことを言っていました。マークの家系からヨークに移り住む人はケンが初めてかと思っていたところ、なんとケンのひいひいおじいさんに当たる人がヨークの市長さんだったそうです。叔母さんが「おもしろいわね。歴史は繰り返すのねえ」って言ってました。ケンケン、ひいひいおじいちゃんに招かれたか？！ ひいひいおじいちゃんの名に恥じないよう（って名前も知らないけど😅）頑張ってくれたまえ😊✊。

おケンさんの荷造り

10月からおケンさんの大学が始まります。最初の1年は寮生活ということで、この日曜日に引っ越しです。おケンの荷造りを手伝ってます。寮なんだけど、土日は自炊ということでキッチン用品もそろえてます。

いやいや〜、いつかおケンが家を出る日が来るとは思っていたけど、ついに来てしまいました。親は寂しいけれど、ケンの為には親元を離れて生活をするって、すごく大事な経験だと思うのです。ちゃんと食生活に気をつけるかとか、ちゃんと友達できるかなとか、心配だったり不安だったりもしますが、ドドンと笑顔で見送ろうと思います。

ホリデー中のおケンさん

今年19歳のおケンさん、もう親と一緒に旅行するのはイヤなお年頃だそうで、私達がコーンウォールに行っている間、家で留守番してました。

初めて1人で長期留守番ということで、私達が出かける前には「ちゃんと夜寝る前に家中の鍵をかけるんだよ」とか「火の元、確認してね」とか「木曜日はゴミの日だから、前の日の夕方にはゴミを外に出しておいてね」とか、いろいろ注意事項の伝達。「ホリデーから帰ってきたら、家が火事で焼け落ちてたなんてのはイヤだよ」等々😅。

私たちがコーンウォールに着いた翌日に「1人暮らしはどう？」ってメッセージすると、「なかなかいい」という返事とともに、おケンさんがバイトに行く前にスロークッカーにセットしていったシチューの写真が送られてきました。なかなかおいしそうでないの

さすがにゴミの日の前日に「ゴミってどうやって渡せばいいの？」という質問メッセージが来たのにはちょっとびっくりしたけど😅。家の前でゴミ収集の人を待っててゴミを渡すつもりだった？！

7日間のホリデーが終わって家に帰ると、ちゃんと家が建ってました。ほっ😆❣️

ま、あれだけ「お天気のいい日が続くから、プランターの野菜とハーブにちゃんとお水あげてね」と頼んで行ったのに、野菜もハーブもしおしおになってましたが。でも家族と家が無事だったのでヨシとしましょう。

おケンさん、10月から大学です。一人暮らしのプチ予行演習となったようです😊。

コーンウォール 5（Looe）

私たちのロッジがあった場所はコーンウォールの中のLooe（ルー）という海岸沿いの町に近かったのですが、「ルーの海辺を散策」という計画を立てていた日に車のタイヤがパンクしたため、近くにいながらもなかなか行けずにいました。

コーンウォールのホリデーの最終日。ロッジのチェックアウトの前に、ルーの町で朝食してきました。

川が海に注ぎ込む河口付近。緑の木々が生い茂っていたので、ここはまだ淡水なのでしょう。

河口沿いにそびえ立つ段々畑ならぬ段々住宅（？）😅。実は今回の旅行に夜勤のナースさんが同行してくれました。旅行先でも龍さん、夜寝る時には呼吸器をつけないといけないので。そのナースさんがこの段々住宅の一つに泊まったのですが、下の道路に車を止め、上の家まで歩いて登っていかないといけなかったそうです。「ホリデーが終わる頃にはめちゃ体力ついてると思うわ」と言ってました😅

カフェで朝食。

ここのカモメ達は観光客にエサをもらうのか、すごく人馴れしていて、「こいつらは食べ物をくれるぞ、くれるぞ、くれるぞ」オーラをめちゃ放っていました😅。

朝食が終わった後は、宿のロッジへ帰ってチェックアウト。

オックスフォードへの帰路に、コーンウォールの隣のデボン州からいつもうちに通ってくれる夜のナースさんの家にちょこっと遊びに行きました。彼女が「おいでー」と言ってくれていたのと、彼女の愛犬チャーリーに会いたくて❤。

うちにはネコがいるけれど、私は元々イヌ派。久しぶりにワンちゃんとたわむれて、すっかりハイになっているのが写真からもお分かりかと😅。

チャーリー、めちゃめちゃかわいいワンちゃんで、カメラを向けるとちゃんとポーズを取るんです。ちゃんと自分のかわいさを知ってるんですね〜。

これでコーンウォールへの旅はおしまい。龍さんと一緒なんで体力勝負のとこが多々ありましたが、終わってみるとやっぱり楽しかった💕。自然の中にいるとやっぱり気持ちが落ち着きます。オックスフォードでもハイキング・クラブとかないか探してみようと思いました。

コーンウォール 4 （St Ives）

龍さんが無事に復活し、木曜日は1日遅れでセント・アイブス（St Ives）に行ってきました。

ここはたくさんのアーティストを惹きつける場所みたいで、亡きクリばーちゃんの好きだったバーバラ・ヘップワースというアーティストが住んでいたり、ピーちゃんが師と仰いだ陶芸家のバーナード・リーチが工房を構えていたそうです。

セント・アイブスはマークとーさんの「コーンウォールに行くなら絶対行きたい！」場所で、ロンドンにあるテイト近代美術館 (Tate Modern) の支店（？）Tate St Ives に行ってきました。本当は前日の入場券を買っていたのですが、龍さんが体調を崩したので、マークとーさんが美術館に事情を説明して訪問日を今日に変えてもらいました。ロンドンだったらこんなに融通をきかせてもらえないですよね、きっと。

これまでスーパーを含め人が集まる屋内には龍さんを連れて行ったことがなかったので、ちょっと緊張。7月以降イギリスではマスク着用が強制でなくなったけれど、この美術館の中は「マスク着用をお願いします」となっていました。ほっ😌。・・ということで、龍さんもマスク。

ロンドンのテイト・モダンにも、龍さんが横になってオムツを替えられる Changing Places Toilet がありますが、さすが同じテイト・モダン。ここにもちゃんとありました。しかもここでは鍵を私たちに持たせてくれ「好きな時に好きなだけ使っていいから」って。びっくり😮❗️ おかげで時間や他の利用者を心配することなく、ゆっくり龍さんの腰を休ませてあげることができました。

テイトの屋上のカフェからは海が見下ろせます。

誰が描いたのか、砂の上にケルティックな模様が。私達がセント・アイブスを去る頃には潮が満ちてきて、この模様がほとんど満ち潮に飲み込まれていました。チベット仏教の砂で描くマンダラとダブりました。

セント・アイブスは今もいろんなアーティストが活動しているのか、海岸沿いを歩いているとギャラリーがあちこちにありました。

龍さんとカモメ😊

海のそばにいると気持ちがほぐれていくのを感じます。水の不思議。龍さんもそれを感じるのか、海を見ながらなんとも穏やかな顔をしていました。セント・アイブス、来てよかった

コーンウォール 4（休日😅）

龍さん、ちょっと疲れが出たのか、今日は朝からちょっと発熱＆呼吸困難。。

熱が38.1℃で血中の酸素濃度が86〜88％と低め。酸素マスクでちょっと呼吸サポート。

コロナの簡易テストキットで検査すると、一応みんな陰性。

4時間くらいかけてすこーしずつ呼吸が回復し、熱も平熱に下がってきました。ほっ・・。

ということで、今日はセント・アイブス（St Ives）にあるテート・ギャラリーという美術館に行く予定だったのをキャンセルして、宿のロッジで1日ゆっくりまったりしました。

これが私自身の休憩にもなって正直ありがたかったです。もう毎日あちこち出かけるせわしない観光旅行は疲れるお年頃😅かもです。

明日テート・ギャラリーに行ってきます。

コーンウォールまで来て、まだ新鮮なお魚料理を食べてないので、明日にかけるかな😁。花もだけど団子も大好きな私であります😅

コーンウォール 3（Dartmoor）

コーンウォールからデボン州寄りのダートムーア（Dartmoor）に行ってきました。

このイギリス南西部は緑が多いです。車を運転していても木々のトンネルのようなところをたくさん通ります。窓を全開にして木々の空気を感じながら移動するだけで心がゆったりしてきます。

今日は川沿いに森の中を散歩。川の音を聞きながら木々の間を歩いていると、街の生活は自然から切り離されていることに気付かされます。

車椅子でも降りていけそうな川べりがあったので、龍さんを川のすぐ近くまで連れて行きました。暑い日だったので、龍さんの手や腕、髪を川の冷たい水で濡らしたりして、龍さんもプチ自然体験😅。

ムーア（moor＝湿原）も歩いてみました。日がさんさんと照っていましたが、風もあって気持ちのいい散歩となりました。

コーンウォール 2（ティンタジェル城跡）

日曜の朝にタイヤのパンクに気付き、なんとかその日のうちに修理しようとしたけれど、イギリスでは日曜日は午後4時にほとんどのお店が閉まってしまいます。ブレイクダウン・レスキューの車が来てくれたものの、その人は替えのタイヤを持っておらず、その場では直せない。今からタイヤの修理工に持っていくには遅すぎる。

翌日の月曜は朝10時半にティンタジェル城跡（Tintagel Castle) を訪れるべく、時間指定の入場券を買っていました。宿から城跡までは車で1時間ちょっと。さて、どうするか。

近くのタイヤ修理工をググっていると、私たちの宿から6kmほど離れた所に月曜の朝8時半から開く修理工がありました。レビューを見ると、「ホリデー中にタイヤがパンクし、あっという間に直してくれた」、「値段もすごく良心的」とか、いいコメントがたくさんあります。ただそこは日曜は休業。

日曜日にブレイクダウン・レスキューの人にうちの車をその修理工場まで持って行ってもらい、勝手にそこの車置き場にメモと共に置いて行ってもらいました😅。翌朝8時半の始業時間前にマークがタクシーでそこへ行き、事情を説明し朝一でタイヤを直してもらい、9時過ぎに私たちの宿へ修理済みの車で戻ってきました。ティンタジェル城跡には11時前に到着し、無事、入場できました😆🙌👍‼️ ウルトラC離れ業成功😁✊❣️

イギリスの伝説の王アーサーが生まれたとされるティンタジェル城。海に面した丘の上にその城跡があります。

（↑この写真はCNNのページから借用）

橋の上から見下ろす海の風景。最初はもやが出ていて幻想的でした。

丘の上にあるアーサー王の像。

風景もすばらしかったですが、帰り道に感動する出来事が。私達は午前中に着いたので、すんなり入場できたのですが、私達が帰る頃には入り口の前に長い入場者の待ち列ができていました。右側通行で入場する人と帰る人がすれ違うようになっていたのですが、私達の通り道が岩ででこぼこしており龍さんの車椅子がなかなか進めずにいました。入場の待ち列がある方は地面が比較的スムーズで車椅子でも通れそうです。それを見た列の1人が列の人たちに向かって「みんな左側に寄りましょう」と言って動いてくれたのを機に、右側通行の列がまるで波のように左側へ動き始めたのです。「ありがとうございます」を繰り返しながら列の終わりに着いた時は、なんとも感動と感謝の気持ちでいっぱいでした。

いろいろ文句もあるイギリスですが、こういう、困った人をごく自然に助けようとするところは私大好きです。

車を止めていた駐車場のおばさんもすごく親切でした。龍さんといるとハートのある人たちが見えてきます。

コーンウォール 1

イギリス南西部にあるコーンウォールという一帯はイギリスでも有数のホリデー地です。前からコーンウォールはいいよ〜といろんな人から聞いていたのですが、私は行ったことがありませんでした。で、そろそろ「死ぬ前に行ってみたい所」は今行かないと死んじゃうよ、というお年頃になってきたので、今年コーンウォール・デビューを決行することにしました。

オックスフォードからだと車で4時間半ほど。龍さんも一緒なので、休憩しつつ6時間半くらいかけて、昨日コーンウォールの宿にやって来ました。実はこの旅行のために、↓こんなポップアップ・テントとキャンプ用折りたたみベッドを買いました。これでポップアップテントを立てるスペースさえあれば、どこでも龍さんのおむつ替えと休憩ができます😁（ま、こんなテントをいきなり設営するので、ちょっと勇気はいりますが😅。）

「ただ今お取り込み中」はこんな感じ😅。

さてさて、移動で終わった第1日目。

2日目の今朝、朝食を食べながら今日のプランを立て、さあ出発！・・と外に出たところで、なんと車のタイヤがぺしゃんこになっているのを発見😱💦 よく見るとタイヤに釘が刺さってました。夕べマークとーさんが宿の近くのお店へ買い物に行った時に、「タイヤの空気が減ってたから入れておいた」と言っていたのもこのせいだったもよう。

ブレイクダウン・サービスに電話して、車を修理店に持って行ってもらう手配をしたり、実際、車を取りに来てくれるのを待っている間に2日目が終了となってしまいました。そんなぁ・・・😭

今日は宿の前の道路を渡って、その向こう側にある原っぱへ散歩に行っただけ。

でも雑木林みたいな所もあって、中を歩いていると気分がゆったりしましたよ☺️。

こんな状況下でも呼びかけると嬉しそうに笑ってくれる龍さんには救われます😊。

なんともドタバタな出だしとなったコーンウォール・デビュー😵💦。明日早朝に車を修理してもらえることを願うのみ。

明日からは上り調子になってよー❣️👏👏🙏