四鷺だより

お騒がせ一家のOX生活記

龍の手術が迫ってきた

2016年08月31日 | Weblog
ピーターが最悪の事態を脱出し、ちょっと私たちも肩の力を抜けるようになると、今度は龍さんの手術が来週に迫ってきました。

ここのところ晴天続きで空気が乾燥しているせいか、龍さんの痰がドライでなかなか咳上げられず、呼吸が苦しくなることが多くなっています。

来週の月曜日から入院、水曜日が手術なので、それまでになんとか最善のコンディションに持っていきたいです。
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健ランチ

2016年08月30日 | Weblog
仕事場でお昼を食べるタイミングを逃し、お腹ペコペコで家に帰ってきて、「健、ランチ作って〜」と冗談半分、本気半分で頼んだら、おっ、本当に作ってくれた!
ソーセージの中がほんのちょっと生焼けだったけど、ちゃんと野菜も付けてくれたよ。
どうもありがとう。お腹空きすぎて動けなかったので助かりました。
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ピーターの家、ビフォー&アフター

2016年08月28日 | Weblog
ピーさんの入院も10日を超え、だいぶ動きがしっかりしてきました。ベッドから起き上がる時にはまだ少し介助が必要ですが、自分でトイレに行けるようになってきたし、食事もおいしく摂れるようになってきました。鬱のようだった状態からまたいろんなことに興味を持つようにもなりました。

昨日私たちが病院に行った時には昔のピーターのようにノンストップでいろんな話をしていました(笑)。マークの妹ヘレンがかなり動いてくれ、ケア体制の方も退院後の6週間はケアラーさんが毎日朝、昼、夕にピーターを訪ねてくれることになりそうです。その間に彼のニーズを査定し、長期的なケア・パッケージを組むとのこと。

とりあえずピーターの介護問題が病院やソーシャルサービスのレーダーにキャッチされたのでちょっと一安心です。あとは長期のケア・パッケージをしっかり確保したいですね。

(↓写真は先日マークのお兄さんポールとヘレンの3人が病院でそろった時のもの)


ところでピーさんはとにかく物が捨てられない上に買い物が大好きな人なので、30年を超える独り暮らしの間に家の中が物で氾濫し、かなりスゴイことになっていました(特に物置代わりになっていた昔の子供部屋!)。前々から "ああ、あのゴミの部屋をどうにかしたい" とピーさんの家に行くたび思っていたところ、今回病院のOT(作業療法士)からいろいろとピーターの家の改善点のアドバイスを受けたのと、これからはケアラーさんがピーターの家に入るということで、ヘレンとマークと私とでついに(!)3週末に渡ってピーさんのモノ屋敷を(かなり)片付けました!

ピーさんのプライバシーを公表するようでちょっと気が引けるけど、私たちの汗と涙と忍耐力の成果、ビフォー&アフターを見てほしいです!

寝室のビフォー:
引き出しの上に積み上げられているのは録画されたDVDの山。




寝室のアフター:
寝室はピーターのプライベート空間なのでできるだけ手を入れないようにしたのですが、押し車のような歩行介助器(フレーム)なしでは1人で歩けない彼のベッド周りにフレームが動くスペースとケアラーさんの作業スペースを確保。療法士さんのアドバイスでダブルベッドはシングルベッドに入れ替え、ベッドの足元の引き出しは隣の部屋へ移動。代わりに引き出しよりも小さい組み立て式ラックを設置。







リビングルームのビフォー:
ここは元々、部屋の半分が古雑誌や本で埋まっていて龍さんの車椅子が入れなかったのをしばらく前に私たちがかなり片付けてこの状態。実は2つあるソファの下にはどちらも10〜12年前の雑誌や新聞がぎっしり押し込まれていて、片方のソファは座る部分も本やボックスで占拠されていました。






リビングのアフター:
ピーターのフレームが通るスペース確保のためボックスや服、ソファの1つは物置代わりの子供部屋へ。残りのソファも配置換え。埃まみれの古い雑誌や新聞は破棄。寝室から移動したタンスをなくなったソファのスペースに設置。(床に点在する足マットは床の木のタイルがでこぼこにはがれているのを押さえている。)





極め付けは長年物置のようになっていた昔の子供部屋。これが今回の片付けの最難関。いきますよー。


子供部屋のビフォー:
もうここはぐっちゃぐちゃ。この部屋の隣にもう1つ部屋があるのですが、それも似たようなもの。その部屋の写真は撮り忘れた。。


子供部屋のアフター(というかこの部屋はまだ作業中):
うちの車椅子仕様車(龍さんが乗っていないと後部には軽トラックくらいのスペースがある)5、6杯分の古雑誌や古新聞、壊れた椅子やゴミを運び出しやっと床が見えたー!新しく本棚を壁につけてリビングやこの部屋にあった本の一部を収納。






車いっぱいの廃棄物。



子供部屋の隣部屋のアフター:
ここもゴミ部屋だったのを空けて、遠方から来るヘレンやポールが泊まれるようにベッドルームに改造。


まだ子供部屋は終わってないのと手もつけていない部屋(これがまた禁断の開かずの間ー!)があるけれど、とりあえずピーターが病院から帰って来て使う寝室とリビングが片付いたのでここで片付けは一休みです。

病院で元気を取り戻したピーちゃんにこの片付いた部屋の写真を見せたら「寝室のこのテーブルは間に合わせのテーブルなんだよ。帰ったらきちんとしたのを買わないと」なんて言っているのを聞いて、ゲゲッと嫌な予感もしますが・・・(汗)。
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ピーちゃんのその後(その2)

2016年08月23日 | Weblog
ピーちゃん、今日、全身のCTスキャンをして脳や内臓に異常がないか診てもらったようです。
ひどい脱水症状と、胸と尿路と腎臓の炎症を起こしているとは入院後間もなくから言われていたけれど、今日のスキャンで肺炎を起こしていたことがわかった模様。抗生剤の投与がまだ続きそうです。

「食欲がない」ってずっと言ってたから、胃がんとかも疑っていたけど、ガンはないみたいです。よかった。

でも私が前々から思っていた通り、ウツ状態にあると医師も判断したらしく、今日から抗うつ剤も投入が始まったとのこと。

点滴のおかげでだいぶ体力を戻してきたのはいいんだけど、病院側が「この調子なら大丈夫」と判断しないか、ちょっと心配しています。実際、この木曜日に療法士がピーターの家を訪れて生活環境の査定に行く予定だったのが、「だいぶ動きがしっかりしてきたから、この時点で家を見に行かなくても大丈夫」と査定をキャンセルしたそうです。

前の入院時も点滴で一時的によくなったけど、退院して点滴がなくなったら2、3日で元のように食欲や元気がなくなってきました。
あと2週間くらいは病院にいるみたいだから、その間に私たちがピーちゃんの今後のケアをきちんと手配しないと。。
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ピーターのその後

2016年08月22日 | Weblog
水曜日に病院に運ばれ、そのまま入院となったピーター。
胸と尿路と腎臓が炎症を起こしているので、点滴で水分と栄養と抗生剤をとっています。
混乱していた頭はだいぶしっかりしてきました。
病院で写真を撮った際、「ピーター、笑って〜」と言うと笑顔まで見られるようになりました。


今週、全身のCTスキャンを受けて脳や内臓に問題がないかチェックする予定。

今は学校に勤めるヘレンが夏休み中なのでまだ比較的動きやすいのだけれど、9月になるとヘレンも仕事が始まり、私たちも龍の手術で病院にこもるので、今のようにピーターに付き切りにはなれません。まだホームに入ることなどは考えていないピーター。退院するまでに医師やソーシャルワーカー、理学療法士、作業療法士とピーターの自宅でのケア体制をきっちり組んでおく必要があります。
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ピーター

2016年08月17日 | Weblog
ピーターのことをここに書こうかどうしようか数日迷ってました。

これ(↓)去年のクリスマスの頃のピーターです。

この頃はとにかくおしゃべりで人の後をついてきてでも、ずっとしゃべってました。

6月の初めに道で倒れて病院に入院するしばらく前から、「食欲がない」、「食べ物がおいしくない」とあまり食事を摂らないものだから、だんだん体調が悪くなり、90kgを超えてた体重が60kgを切るようになりました。
家を訪ねても、最初に挨拶程度の言葉を交わしたら後は自分の部屋にこもってしまって私たちと特に話をしようともしなくなり、時々私たちとの会話を早く打ち切りたい様子さえ見えるようになりまました。なんとなく「ウツ」とか「認知症」という言葉が頭をよぎります。

そしてここ2週間くらいでさらにガタガタッと調子が崩れて。。

先週の日曜日に会いに行ったら、カーテンを半分閉めた薄暗い部屋でベッドに寝たきりで2日ほど何も食べていませんでした。週に一回赤十字のボランティアの人が来てくれていたから食べ物は冷蔵庫にぎっしり入っていたのに、それにはほとんど手を付けていません。
出歩かなくなったから足がかなり弱っていて、その日トイレに行ったら便座から立てなくなりました。
その日は水分を取らせ、また少し食べ物を食べるのを見届けてから帰りましたが、帰りの車でマークと「一人暮らしはもう難しいかも」と話しました。

その翌日にピーターと iPadでフェイスタイム(FaceTime:スカイプのようなもの)をした時のスクリーンショットがこれ(↓)。

この時会話の途中からピーターが「(私たちの言うことが)聞こえない」と言い始め、無表情になってついっと自分の iPadを押しやったかと思ったら、フツッとフェイスタイムを切ってしまいました。こんなこと初めて。。

(↓)これは翌日にマークの妹ヘレンがピーターとフェイスタイムした時のスクリーンショット。後ろに見えるのが赤十字のボランティアの人。


今日からヘレンがピーちゃんちに行ってくれているんだけど、彼女が到着した時やっぱりベッドに寝たきりで、昨日から水分も摂ってなかったらしい。足がすごく弱っててキッチンに行った形跡もないとのこと。

さっきピーターとヘレンと私たちでフェイスタイムしたけれど、脱水症状から(?)か幻覚を起こしてて、もう長いこと一歩も家を出ていないのに「昨日気が付いたら病院にいた」とか「洗濯機の中に女性の服が入っている」とかつじつまの合わないことを言い始めました。(その後ヘレンから連絡があり、スープを飲ませて水分や塩分を補給するとだいぶ話すこともまともになってきたとのこと。)

一体これからピーターはどうなるんだろう。。 私たち周りの者はどうすればいいんだろう。。

[追記]
ヘレンからまた連絡があり、結局ピーターは救急車で病院に運ばれました。入院は大変だけど、これで点滴等の適切な処置をしてもらえます。
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木々に囲まれてサウンドアバウト

2016年08月12日 | Weblog
今日は龍さんと一緒に野外サウンドアバウト(音楽量療法の1つ)でした。

歌でみんなにハローを言った後、


音楽に合わせていろんな楽器を鳴らしたり叩いたり。


サウンドアバウトが久しぶりだったからか、最初は今ひとつ反応が薄かった龍さんだったけど、リードのイソベルが龍の間近まで来て、歌を歌ったり、いろんな触感に触れさせたりしているうちに、しっかりと目を合わせるようになってきました。




海の音がする楽器(?)の時は中でザラザラーッと動く丸い粒をしっかり見てました。


2時間のセッション中、音や触感に集中したり、私たちが龍の車椅子をリズムに合わせて叩いて龍さんがその振動を全身で感じたり、木々の間の通り抜ける風を肌で感じたり、たくさんの刺激を受けた後は、龍さん、帰りの車の中でぐっすり眠っていました。夢の中でイソベルが歌っているかな。
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ボート遊び

2016年08月11日 | Weblog
健の友達が遊びに来ることになっていたので、龍さんをレスパイトの人に見てもらい、健と友達を川でボート遊びに連れて行きました。(ボーイズは大き目のボートに乗り、私は中型ので一応監視役。)

去年もっと大人数でボート遊びをした時はボーイズがガンガン漕いで、かなりの長距離を行ったのですが、今年は健とその子だけ。のんびり舟の上でおやつを食べたりしながら、そんなに遠くまで行くこともなく川の上でくつろぎました。

うちの近くの川は流れがとてもゆっくりしているので、川の上は静かでなんとも心が落ち着きます。


ボーイズが川の上でお菓子を食べていると、ちょっと離れたところを泳いでいたアヒル(カモ?)がすごい勢いで水の上を突き進んできました。お菓子を割って水の中に投げてやると、取り合いをして食べます。




中に子供のアヒル(カモ?)も3羽いて、それが大人たちに負けないよう一生懸命お菓子のところへ泳いでくるのが健気でめちゃかわいい(笑)。健も子供たちに多めにあげるようにしていました。

小さい頃から、水があると寒くても入りたがる健。やるかな、やるかなあと思っていたら、やっぱり最後の方で「人間エンジン!」とか言って川に入りボートの後ろを押してました。

しばらくしたら「うおっ、水が冷たいから足の感覚がなくなってくるー」って、風邪引かないでよー。

ボーイズもかーさんもそれぞれに楽しい午後でした。龍さんも川の近くまでレスパイトの人に連れて来てもらったみたいです
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龍さん、ジャグジー♪

2016年08月11日 | Weblog
先週の話ですが。(思い出した時にブログにアップしているので、出来事の順番があちこちします。)

またまた龍さんの学校休みの恒例イベントとなったジャグジーに行ってきました。龍さんは血行があまりよくなくて、よく手足が冷たくなります。ジャグジーのブクブク泡で全身のマッサージと血流の促進になるといいな

ほんとはジャグジーの後、トランポリンに乗ってこれまたゆらゆらと内臓のマッサージを、と思っていたら、ジャグジーですっかり全身がほぐれたのか、すぅーっと寝てしまいました(笑)。
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予算削減の影響

2016年08月10日 | Weblog
今に始まったことではなくて、きっといずこも同じなんでしょうが、イギリスでも政府の予算カットがあちこちで行われていて、しばらく前に地元のラジオで「オックスフォードのバスの運行があちこちで廃止される」というニュースが流れていました。市からの援助が打ち切られるような話だったと思います。

先週末に龍さんと家の近くを散歩していた時に、そこを通るバスが廃線になるという張り紙を見ました(↑)。「残念ながら2016年7月20日をもって17C(路線番号)バスの運行が廃止されます」と書いてあります。

ああ、ここもあのニュースで言っていた路線なんだと、残念な気持ちでこの張り紙を見ながら通り過ぎました。

と、今日の夕方、玄関のベルが鳴ったと思ったら、バスの運行廃止に反対する人たちが署名を集めて回っていました。「車のないお年寄りにとっては大問題なんです。」

そうだろうなあ。年をとると足腰も弱くなるし、バスがないなら、じゃあ歩こう、とか、じゃあ自転車で、というわけにもいかないだろう。そうするとほんと家に閉じ込められることになる・・。玄関で話しているマークとその人との会話を聞きならがそう思いました。

どうして政府というのは教育や医療、社会的弱者のサポートなどから予算を削減していくんでしょう。。 社会的弱者にどれだけ優しいかがその国の豊かさ、懐の深さを測るバロメーターになると思うんですが。。

[追記]
先日何気なく郵便に入っていたローカル小冊子を見ていたら、「運転のボランティア募集」というのがありました。空いた時間にお年寄りたちを車で用事先まで連れて行ってあげられますか?というもの。
そうか、政府の予算カットが最終宣告ではなくて、まだコミュニティー・パワーなるものがあったかとちょっと気持ちが明るくなりました。
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