日曜の朝にタイヤのパンクに気付き、なんとかその日のうちに修理しようとしたけれど、イギリスでは日曜日は午後4時にほとんどのお店が閉まってしまいます。ブレイクダウン・レスキューの車が来てくれたものの、その人は替えのタイヤを持っておらず、その場では直せない。今からタイヤの修理工に持っていくには遅すぎる。
翌日の月曜は朝10時半にティンタジェル城跡(Tintagel Castle) を訪れるべく、時間指定の入場券を買っていました。宿から城跡までは車で1時間ちょっと。さて、どうするか。
近くのタイヤ修理工をググっていると、私たちの宿から6kmほど離れた所に月曜の朝8時半から開く修理工がありました。レビューを見ると、「ホリデー中にタイヤがパンクし、あっという間に直してくれた」、「値段もすごく良心的」とか、いいコメントがたくさんあります。ただそこは日曜は休業。
日曜日にブレイクダウン・レスキューの人にうちの車をその修理工場まで持って行ってもらい、勝手にそこの車置き場にメモと共に置いて行ってもらいました😅。翌朝8時半の始業時間前にマークがタクシーでそこへ行き、事情を説明し朝一でタイヤを直してもらい、9時過ぎに私たちの宿へ修理済みの車で戻ってきました。ティンタジェル城跡には11時前に到着し、無事、入場できました😆🙌👍‼️ ウルトラC離れ業成功😁✊❣️
イギリスの伝説の王アーサーが生まれたとされるティンタジェル城。海に面した丘の上にその城跡があります。
(↑この写真はCNNのページから借用)
橋の上から見下ろす海の風景。最初はもやが出ていて幻想的でした。
丘の上にあるアーサー王の像。
風景もすばらしかったですが、帰り道に感動する出来事が。私達は午前中に着いたので、すんなり入場できたのですが、私達が帰る頃には入り口の前に長い入場者の待ち列ができていました。右側通行で入場する人と帰る人がすれ違うようになっていたのですが、私達の通り道が岩ででこぼこしており龍さんの車椅子がなかなか進めずにいました。入場の待ち列がある方は地面が比較的スムーズで車椅子でも通れそうです。それを見た列の1人が列の人たちに向かって「みんな左側に寄りましょう」と言って動いてくれたのを機に、右側通行の列がまるで波のように左側へ動き始めたのです。「ありがとうございます」を繰り返しながら列の終わりに着いた時は、なんとも感動と感謝の気持ちでいっぱいでした。
いろいろ文句もあるイギリスですが、こういう、困った人をごく自然に助けようとするところは私大好きです。
車を止めていた駐車場のおばさんもすごく親切でした。龍さんといるとハートのある人たちが見えてきます。