牛頭天王信仰とその周辺

牛頭天王(ごずてんのう)信仰とそれに関係する信仰や情報を紹介するブログです。

神奈川県秦野市の旧牛頭天王社健速神社

2011-07-29 02:30:01 | 日記

 秦野高校の近くの小高い丘陵にある健速神社。小田急線東海大学前駅から歩くと30分くらいかもしれません。
 由緒書によりますと、明治元年(1868年)の神仏分離令までは「牛頭天王社」と称し御祭神は牛頭天王と須佐之男命(すさのおのみこと)の二神様をお祭りし、地元では「お天王さん」の名前で親しまれていたとのことです。
 この神社では天王祭・祇園祭は行われていませんが、「火渡り神輿」の祭礼で有名です。 わたしは想像するのですが、この神社はもともとは(古代においては)地元の農民の生活に根ざした神社で「生産の神様」(山の神)を祀っていたのではないでしょうか。そうしたことから「焼き畑」「土器制作」「着物作り」「調理」などには火が大切であり「火祭り」が始まり、牛頭天王信仰「と合体し「火渡り御輿」の祭礼が生まれたのではないでしょうか。