老人と海 2018年10月16日 | 花鳥風月 海をじっと見つめる老人。 この人は先日まで短パンに上半身裸だった。 白いタオルを両手に持ち海に向かって体操をするのが日課らしい。 元気なお人である。 ほぼ毎朝走るようになって日常の人々が見えてきた。 姿が見えないと心配になる。 話したこともないのに不思議なものだ。 夜明け前からしばらくは空が美しい。 群青からピンクへ、そしてオレンジ色に刻々と変化する。 空も海も見飽きることがない。 この老人も無心で海を眺めていることだろう。 わかる気がする。