『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

ウスネ

2016年02月20日 | 日記


ウスネオイデス。
チラ属モフモフ科。
生きているのかどうかさえよく分からないやつらだ。
店頭に並んでいる中にはミイラ化したものも見かける。




かなり水が好きで冬でも週に一回は沐浴をさせる。
洗面所のシンクでゆったりの図。




水浴びの後は気持ちよさそうだ。




初夏にはこんな地味な花が次々に咲く。
「ああ、生きていたんだ」と思う瞬間だ。
1年間水浴びを続けてきたことが報われる。
必要なのは水と光と風。
何とシンプルだろう。
まあ、人も同じようなもんだ。
今日は曇天、雨模様だが悪くない気分でウスネを見ながら春を待つ。

嗚呼、ボタニカル!







春一番

2016年02月14日 | 日記


今日は気温が20度を超えて暑かった。
Tシャツ1枚でランニングしても寒いどころかかなり暑い。
走るにはかえって向かないようでいつもよりも疲れがでた。
ただ、ウチの植物どもはこんな湿気てて暖かい気候が大好きだ。
久しぶりに窓を開けて風を通す。
春一番の風を受けて気持ちよさそうだ。




ライヘンバッキーとテクトルム。
幸せそう。




金魚まで光りをあびてふわふわしている。

明日からまた真冬の寒さに戻るらしい。
たまにはこんな天からのプレゼントもいい。
こいつらを眺めながらランチ・ビールを飲む。
春一番の日、ハッピーである。


嗚呼、ボタニカル!



音楽のような曲線 3

2016年02月13日 | 日記


チランジアは葉っぱが面白い。
こんな風にくりくり丸くなるタイプもいる。
チラ属クルクル科と勝手に呼んでいる。
こいつは確かストレプトフィラ。



こいつは名前が分からずクルクル科でひとまとめ。




これはドラティの仲間だけど本名不詳。
やっぱりクルクル科。


植物の持つ線はどれも面白い。
左右対称のような葉っぱも実は少しずつ違っている。
その微妙なズレが見ていて飽きない理由だろう。
有機体のみが持つその線は音楽のように美しい。
ただの葉っぱにこんなに心惹かれるのはそのせいだ。
それをずっと見ていたくて今日もミスティングでお世話をするのだ。

嗚呼、ボタニカル!




梅の開花

2016年02月11日 | 日記


今日は名古屋でも久しぶりの快晴で暖かかった。
植物園には冬にしてはたくさん人がいた。
早い春を見つけに来たのだろう。
ロウバイに続いて白梅、紅梅が咲き始めている。
清楚できりっとした花だ。
村治佳織さんの弾く「早春賦」が似合う風景だ。





梅の美しさはその直線的な枝振りにある。
まっすぐにぴんと天を目指す。
枝には葉っぱが無くてただ花芽がつく。
桜もそうだが葉っぱは花のあとだ。
この時期の梅の独特のフォルムは潔くて好きだ。




さて、温室に入ると別世界だ。
大きなアガベが巨大な花芽を屹立させていた。
もう2メートル以上ある。
大らかにもほどがある。
無数のイボイボから黄色い花をたくさん咲かせるのだろう。
梅を見た後なのであまりの大きさに笑ってしまった。

さて、見た目は違えど花の役割は同じだ。
実をつけて種を残し繁殖する。
そのために精一杯生きている過程の一部が開花だ。
だから美しくない訳がない。
どんな花にせよ。
小さな花びら一つにも生きる意志とエネルギーが満ちている。


嗚呼、ボタニカル!









パイナップルの仲間たち

2016年02月06日 | 日記


姫路にある温室植物園に行ってきた。
今回の催しは「パイナップルの仲間展」。
パイナップルの仲間は以外と多い。
こんなパイナップルそのまんまなタイプから、ネオレゲリア、フリーセア、チランジアと多彩だ。



これはフリーセア。




キング・オブ・チランジア、キセログラフィカ。
俺の頭より更に大きい。
巨大だ。
立派な花茎が左右に伸びる。
ワイルドだ。
きっとお派手な花が咲くだろう。




ドラティもすごい。
植物とはいえ動物的な躍動感がある。
うねり方がまたいい。
大きさがわからなのでツーショットを。


大きい。
びっくりというか、うっとりする。
うちの子たちは手のひらサイズだ。
何年か経てばこんなになるんだろうか。
ま、とりあえず枯さぬように頑張ろう。
なりたいようになるだろうし。
どんどん暴れて楽しませてくれ。

嗚呼、ボタニカル!