『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

新潟自転車旅の名残り

2021年11月13日 | 
先日の新潟自転車旅の名残りの写真。
新潟3日目は帰宅のため叔母の家から新潟空港まで自転車でぶらりぶらり川沿いを巡る。

日本最長の大河、信濃川の河口に近い新潟市内を切り取る河原は遊歩道としてきれいに整備されています。


雅な万代橋。


第四銀行の旧住吉町支店。
大正末期から昭和初期のクラシックな建物で今ではギャラリーやレストランとして利用されています。


その向かいには新潟歴史博物館。


まもなく新潟空港に到着。


到着便の遅れで時間にかなり余裕ができたため、新潟名物の「へぎそば」と天ぷらをいただきました。
「ふのり」という海藻を練り込んだ喉越しツルツルのお蕎麦です。香り、風味が良くとても美味しいお蕎麦です。この四角いせいろ状の器をへぎといいます。
新潟銘酒の一つ、景虎と共に再会を果たした友人や叔母に感謝しつつ旅の終わりを味わいました。



ベアトリクスが咲いた

2021年11月06日 | 
四季咲きの薔薇、ケーニギン・ベアトリクスがきれいに咲いた。



夏場よりも姿形が整っておりバランスがいい。
人間にも快適な季節は草花にとっても同じなのだと気づく。
共に今しかないこの時間の中に今いるということ。
少しくせのある甘い匂いが仄かにする。
幸福な土曜日の朝。


新潟へ自転車担いで空の旅 2

2021年10月31日 | 
新潟旅2日目は快晴。
お天気なだけでほぼ旅の楽しさは約束されます。

美しい朝焼け。

直江津駅前から学校までの通学路を歩きます。







直江津は高田と同様「雁木」があります。
雪国の街場の知恵。
雪に埋もれずに歩けます。



今も現役、懐かしい中華屋さん。





雪国の道路は鈍色。
消雪のために地下水を利用するためその鉄分で赤みが出るようです。
懐かしい色。







明治5年創業、150年の老舗「いかや旅館」さんの庭園の名残り。
泊まったホテル「ホテルセンチュリーイカヤ」に受け継がれてシティーホテルとして存続しています。
クラシック音楽の小コンサートを開くなど地元文化の継承、発展に尽力されているようです。

昨日は夕焼けを撮影した郷津浜。
遠浅の浜に打ち寄せる波、波、波。
今朝も雄大で綺麗です。



さて、朝ごはんは昔懐かしのおそば屋さん。

といってもお目当ては「中華」そば。

黄色いそばに甘辛の蕎麦の出汁、ネギや玉葱のかき揚げが絡み合い絶妙な美味さです。
昔通学帰りに立ち寄った「つかそば」店が立ち退きで直江津港寄りに移転しました。

土曜日の朝、8時の開店からこの人気ぶり。
まさに直江津のソウルフード。


しかも安い。
かけそば240円!
天ぷらそば290円!!
ご馳走さまでした。

朝ごはんの後は直江津から新潟に向けて電車に乗ります。

長岡駅経由の快速を2本乗り継ぎお昼前には新潟駅に到着。

新潟の大河、信濃川。街中を流れる河川敷「やすらぎ堤」でかんたんランチ。
お天気で美味しさ倍増です。
この後は市内に住む高齢の叔母に挨拶に向かいます。
今日もいい1日でした。





新潟へ自転車担いで空の旅

2021年10月30日 | 
2年ぶりかで飛行機旅に出かけました。

大阪伊丹から新潟まで。

相棒は自転車のみのお気楽旅。

関西上空は晴れ。
プロペラ機は飛ぶ位置が低く窓際は景色が最高。
京都と滋賀の境を通過。
左上には御所の緑地が見えます。
右手には近江、滋賀の琵琶湖が見えてきました。
かつて信長公が恐れ、延暦寺を焼き払った要因とも言われる近江と京の境目、逢坂がよく見えます。
美濃や尾張から、または北陸から京都への物流経路がパノラマで見下ろす贅沢。
既に旅は満たされてきます。


期待もしなかった白山が遠くに見えました。
冠雪をかぶって美しい山容です。


さて、新潟は米の国。刈り入れの終わった田んぼがパッチワークよう。


新潟からは特急しらゆきで我が故郷、柿崎で下車。
ここから直江津まで20キロほどを自転車で。
高校生の頃友とバイクで集った懐かしい海へ寄り道しながら走ります。


そして懐かしの母校。
学校は中高等学校に変わり名前も変わってしまいました。


けれど学舎や自転車置き場は昔の名残り。
自分の原点を確認するように見入ってしまう。


そして、当時学祭の出し物で映画を撮った郷津浜。
日本海の海は力強く美しい。





直江津駅。



高校当時にお世話になったメンズショップは今も健在。もう40年も経つのに。
ここもやはり原点の一つ。自分の着たい模様のの趣味嗜好はこの頃から変わっていないことに気づかされます。


晩は40余年来の親友とおもてなしのきいた美しいお店で美味しい食事と新潟の銘酒、〆張鶴やら久保田やら。
なんて贅沢な時間なんだろう。
3、4年ぶりなのに昨日の続きのように話し合える幸せ。


朝焼けで目が覚めた。
そろそろ気候が悪くなるこの新潟なのにこの快晴。

登ってくる朝日を待ちながら今日の旅程を今組み立てています。
今日の目的は暫くぶりの叔母に会いに行くこと。それは夕方からなのでそれまで何処で何をしようか。
楽しい時間はまだ続く。