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『植物 オヤジ』

日々出会う植物たちの「たくましさ」と「美しさ」を再発見する、ハードボイルド・ボタニカルライフ。音楽、美食なども。

カンナ8号線

2020年06月29日 | 音楽


海辺を散歩したら海を向いた斜面に真紅のカンナが咲いてた。
砂浜などにもよく育つみたいで、別の海岸べりにも毎年咲いている。


帰り道にはぽとりと落ちた一輪の花。

カンナの花はユーミンの歌と切り離せない。実物よりも先にカンナという花を知ったからだ。

🎶 カンナの花が燃えてゆれてた 中央分離帯
どこへ行こうか待ちどおしかった日よう日
いつかさそって昔のように 笑いころげたい
恨まないのもかわいくないでしょう
だから気にせずに
ドアを開けて波をきこうよ…

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あのころの二人はもうどこにもいない 🎶
(松任谷由美・カンナ8号線)

切ない恋のワンシーンを彩る真紅のカンナ。
海辺の国道を走り去るタンデムに
今も燃えるように揺れているだろう。


合唱のニューノーマル

2020年06月04日 | 音楽

Civid-19下で所属する合唱団が3月から活動停止となり寂しい状況が続いています。

それでも手探りでzoomを使ったオンライン練習に取り組んだりしています。

しかしタイムラグがランダムに起こり「合唱」には程遠い世界。ただ画面上だけでもメンバーの顔が見られて安心したり喜んだりはできます。

今週末に団の役員会があり3ヶ月ぶりに再開して今後の活動や来年の定期演奏会について討議します。どんな意見が飛び交うか楽しみです。それ以上にメンバーに会えるのがものすごく嬉しい。

さて、真夜中に目覚めて討議内容について意見をまとめたら合唱音源が聴きたくなり昨年の定演動画を見てなんだか励まされて気持ちが強くなりました。

団の愛唱曲で個人的に好きな歌についてひとつだけ下記に転載致します。

詩:立原道造、曲:木下牧子の名曲です。


『夢みたものは』は、昭和初期に活躍した詩人・立原 道造(たちはら みちぞう/1914-1939)の詩を元にした合唱曲(作曲:木下牧子)。

立原道造は結核を患い、24歳の若さで夭逝したが、亡くなる数年前から勤務先の女性・水戸部アサイと清い交際を続けていた。

1937年6月5日の日曜日、道造はアサイを誘って軽井沢へ日帰りの小旅行へ出かけた。信濃追分駅近くの草むらで、道造はアサイにプロポーズをしたという。

1938年、立原道造はアサイと過ごす幸せな時間を一篇の詩にしたためた。愛する喜びに世界は光り輝き、目に映るすべてが幸せに満ち溢れていた。


立原道造『夢みたものは』

夢みたものは ひとつの幸福
ねがったものは ひとつの愛
山なみのあちらにも しずかな村がある
明るい日曜日の 青い空がある

日傘をさした 田舎の娘らが
着かざって 唄をうたっている
大きなまるい輪をかいて
田舎の娘らが 踊りをおどっている

告げて うたっているのは
青い翼の一羽の 小鳥
低い枝で うたっている

夢みたものは ひとつの愛
ねがったものは ひとつの幸福
それらはすべてここに ある と


https://m.youtube.com/watch?v=u-zIsQFTTMY&list=RDu-zIsQFTTMY&start_radio=1


心に染みる詩と歌声。

静かに元気が立ち昇ってきました。

もうひかりも昇っています。

ポジティブにいきましょ。




さすらい 寺尾聡

2020年06月02日 | 音楽


最近ウチで過ごす時間が増えて好きでもないがテレビを見る時間が増えた。
バラエティは思考停止にさせるし、バランスのない偏ったニュースは情報や感情を操作する。テレビは厄介だ。

でもコマーシャルは時々いいものがある。
寺尾聡の名盤、Reflectionsにある「さすらい」を夜明けの港や道路を学生や新聞配達のお兄さん、初老のタクシードライバー、ウォーキングする年配のご夫婦がこの歌を口ずさみながら歩いている。

生きていく道連れは夜明けの風さ🎶
蒼い 夜明けの 風さ🎶

夜明けの景色はマジックだ。
どんな街や川や橋も一瞬美しくなる。
テレビCMの15秒もマジックだ。
すっかり情緒を操作されているが。

寺尾聡さんの涼しい歌声が好きです。
お姿も拝見できて感謝しています。

「明るい明日にしよう」と、CMは終わる。
そうありたいと願う。



雨の土曜日はレコードで

2020年05月16日 | 音楽
土曜日の朝、目覚めて雨だとなぜかレコードが聴きたくなる。



Sgt. Peppers lonely heart's club band


アルバムタイトル曲でA面が始まり「A day in the life」でB面が終わる。


しみじみいい歌だなあ。

目が覚めてきたので次はストーンズを聴こうかな。
そう「Start me up」!


井上陽水が聴きたくて。

2020年05月13日 | 音楽

陽水。
タイトルに惹かれて買った雑誌。
独特な詞の世界と深く美しい歌声。
いろんな著名人の寄稿を読むといかに陽水が「特別」なのかがよくわかる。
分かりやすい言葉づかいなのに不思議で難解な世界が展開するが
よくわからないのに心に染みてくる不思議。
それが身体の中にずっと残り続ける。
何せ旋律がきれいだ。

個人的なベスト3は‥
1.長い坂の絵のフレーム
2.5月の別れ
3.海へ来なさい
あたりか。

でもカラオケで歌うのは
・恋の予感
・ダンスは上手く踊れない
・少年時代
かな(笑)

もう陽水が聴きたくなってきた。