和弥のノンアルコールライフ

酒の無い日常をここで語りましょう。

2017年03月25日 17時32分29秒 | 日記
昨日、書いた用水路上に架かる橋は、おいらが生まれる前からある。一度修復されたが、家の玄関から道路に通じる、わずか3メートル、幅2メートルほどのコンクリート製のものだ。

しかし、この橋には驚くべき鉄筋が入っている。戦中、鉄が不足していた頃、アメリカ軍がマリアナ諸島からB-29長距離爆撃機を操縦して、先ず目指したのは潮岬だった。それから西に向かうと大阪や福岡、東に向かうと名古屋や東海、東京といった工業地帯を爆撃できたのだ。
そこで、紀伊半島のわが村に落として行ったのは、帰り際、爆弾の羽根やゴミを落として行き、空しく潮岬の高射砲が煙を空に描いていたのだった。

しかし、その鉄製の羽根までも、叩いて伸ばして鉄筋として橋に使ったのは、元陸軍工兵隊の父上であった。

そして転落して、痛い目にあったのはおいら・・・