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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

最終電車/小山卓治

2011年12月29日 | 小山卓治
最終電車/小山卓治


私達いったいどこへ出発したんだろう?

何を頑張ってきたんだろう?

って何度も思った2011年の締めくくりは

やっぱりこの曲。

すべての人に幸せな朝が訪れますように。


   最終電車
  
   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   最終電車の閉まるドアを抜けて
   男は疲れた体を吊革にぶら下げる
   ひそひそ話してる恋人達をにらんで
   男は腰のカセットのボリュームを上げる
    学校を飛びだしてからはろくなことはない
    教室じゃ俺はいつだって人気者だった
    うまくいかないことがこんなにあるなんて
    若いっていうのは結局 未熟者のことだ
   男はポケットの中でこぶしを握った
   明日こそは幸せな朝を迎えたい
   明日こそは幸せな朝を迎えたい

   ドアに寄りそって女は腕を組み
   さっき改札で別れた彼のことを思ってる
   最終電車までつき合わせたくせに
   危険なセリフのひとつでもはけないものかしら
    女っていうのはいつでも待たされてばかり
    冒険と勇気はバッグにしまいこんだまま
    私の自由な時間も今度の春までで
    終わってしまうのに何も見つけてない
   女は窓に写った自分を見つめてる
   明日こそは幸せな朝を迎えたい
   明日こそは幸せな朝を迎えたい

   丸めた新聞 小脇に挟み
   飲み過ぎた男は頭痛に悩まされてる
   隣でうたた寝している女の
   ミニスカートの裾が気になってしかたない
    週に3日は終電に乗るようになった
    守るっていうのは最後の男の戦いだ
    つっ走るのがさまになった時代は終わったが
    ガキになめられるほど落ち着いちゃいないさ
   男は酒臭いため息をついた
   明日こそは幸せな朝を迎えたい
   明日こそは幸せな朝を迎えたい

   足を引きずって改札へ急ぐ
   世間の丸い背中を車掌は見届ける
   靴音が響くホームのはしっこで
   励ますように高く今夜も笛を吹く
    出発進行って毎日くり返してきた
    俺達いったいどこへ出発したんだろう
    夢っていうのは少しずつすり切れていくけど
    明日はせめて今日よりもましな1日を
   電車は闇の中 無言でつき進む
   明日こそは幸せな朝を迎えたい
   明日こそは幸せな朝を迎えたい