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西東京市・北海道富良野の森林を舞台にした遺伝,育種,生態などに関する研究ノートの一部を紹介します

ムクノキ

2009-01-14 | フィールドから
・午後からスタッフとポプラの保存園や苗畑での状態を確認に行く。よく活着しているものと、活着していないものがはっきりしている。本試験地には39の改良ポプラ品種があるのだが、品種がはっきりしているうちに、DNAとして保存しつつ、マーカーによる識別のシステムを作ってみようかという気になりつつある。39という数はいかにも手ごろだし・・・。そう考えてみると、品種原木の位置図も作りたいような気がしてきた。

・突然、「ムクノキが見たい」という一般の方からのお電話があり、全木調査のデータを見直してみる。なるほど、当試験地に大きい個体はあまり多くない。しかし、LTER付近では、胸高直径5cm程度の個体は結構生えている。ふと、Iさんに聞いてみると、意外なことに車庫のすぐ裏手にかなり大きな個体があった。



・武蔵野の雑木林を代表する樹木だということで、Sさんからも教えてもらった記憶があるが、当方にとって、このムクノキの性格(種特性?)ってのが、まるでイメージできない(ムクノキの実は美味しいらしいけど・・・)。そもそも、冬のこの時期では、ざらざらとした葉を触らないとなかなか同定できない。これを機に少し気にしてムクノキを観察してみることにしよう。