能動的骨盤装具(APO)とは、装着者がバランスを崩したのを検出して、足の運びを修正し、転倒を防止することを目的として開発された装置で、膝が崩れたり脚の動きが乱れたりし始めるのをリアルタイムで識別できるセンサーと、バランスを回復させるための力を両脚に瞬間的に加える軽量のモーターを備えているそうです。世界保健機関(WHO)によると、転倒は、不慮の外傷による世界の死因の第2位に挙げられる。毎年42万人あまりが転倒が原因で死亡しており、その大半が65歳以上の高齢者。WHOによると、治療を必要とする転倒事故が年間4000万回近く報告されており、人口の高齢化が進むにつれてこの数字が急増する可能性が高いと。APOは障害者や下肢切断患者の助けになる可能性もあると指摘されているそうです。このAPOの実験結果は、Scientific Reportsに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。下半身に装着する総重量約5キロのAPOは、バランスの崩れが検出された時にのみ「アシストモード」が作動するのだそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3127968
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