健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

肥満やアルコール依存症、パートナーからの虐待などの問題が世界的に増加傾向に

2016-09-29 08:30:06 | 研究
国連(UN)の「持続可能な開発目標(SDGs)」の健康と福祉に関する報告書が21日、発表され、肥満やアルコール依存症、パートナーからの虐待などの問題が世界的に増加傾向にあることが分かったとする報告書がLancetに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。その一方で、幼児死亡率や発育不全、貧困がもたらす諸問題などでは改善がみられるそうです。この報告書では、1990年以降の世界188か国の状況をSDGsに照らし合わせて評価。報告書からは、「改善の程度に大きな開きがある」ことが浮き彫りになったというもの。最も大きな改善がみられたのは、出産時やその直後の女性や子どもの死亡率で、栄養失調による発育不全や幼少期の衰弱などのケースも減少。その一方で、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)などのウイルス性疾患や結核の撲滅、さらには幼少期の肥満問題やパートナーからの暴力に関して設けられた目標を達成できた国は皆無。子どもの過体重については、「過去15年間で大きく悪化した」と指摘。さらに、健康に関するSDGsの目標33項目と照らし合わせて、その達成度を測定。達成度が高かったのは、欧州西部や北米、アジアの一部などの国々とオーストラリアで、達成度が低かった国の大半はアフリカに集中。最も達成度が高かったのはアイスランドで、シンガポールとスウェーデンがそれに続いたそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3101770
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