健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

バグパイプ内の菌で・・・・・

2016-09-06 08:30:27 | 研究
英国で、バグパイプの内部に繁殖していた菌を吸い込み続けた男性が死亡した事例がThoraxに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。死亡した61歳の男性は毎日バグパイプを演奏しており、7年間にわたり乾性のせきと息苦しさに悩まされていたそうです。一方で、バグパイプを自宅に置いてオーストラリアへ3か月間旅行に出掛けた際だけ、症状が急速に緩和されたそうです。これを受けて主治医らがバグパイプ内を調べたところ、湿気のこもった留気袋や音管、マウスピースに、多様な菌類が繁殖していたことが分かったそうです。男性は治療のかいなく2014年10月に死亡。検視の結果、肺には重度の損傷が見つかったそうです。菌類を吸い込んだバグパイプ奏者の死亡例は、この男性が初めてとみられるそうです。男性が患っていた過敏性肺炎の原因は、この菌だった可能性があるというのです。管楽器奏者は、楽器を定期的に清掃することの重要性と、その潜在リスクについて認識する必要があるということのようです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3098454
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