健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

大腸がん抑制物質

2016-09-15 09:30:33 | 研究
大腸がん再発の原因となる「がん幹細胞」の働きを抑える候補物質を新たに作製したと報道がありました(YOMIURI ONLINE)。大腸がんの新たな治療薬として数年後の実用化を目指すそうです。がん幹細胞は「がんの親玉」ともいわれる細胞で、通常のがん細胞より増殖能力が高く、抗がん剤が効きにくいため、再発・転移の原因になっているそうです。大腸がんの細胞増殖と幹細胞の発生には、特定の酵素が作用していることが分かっており、この酵素の働きを止める新しい化合物を作製。人間の大腸がんの細胞を移植したマウスに、この化合物を飲ませたところ、幹細胞による増殖を高い割合で抑えることが確認できたというもの。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160829-OYT1T50063.html?from=ytop_ylist
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