米国航空宇宙局(NASA)は、米国カリフォルニア州の水量減少を明確に示す衛星画像3枚を先日公開したそうです(AFPBB NEWS)。いずれも地球の重力の変化を精密に測定するNASAの衛星「Gravity Recovery and Climate Experiment、GRACE」が捉えたもので、水量が少なくなるにつれ、画像の色は緑からオレンジ、赤へと変化するという画像です。最も大幅に水量が減少したのは、Central Valleyを含むSacramento RiverとSan Joaquin River流域の盆地地帯だそうです。農業のために組み上げる地下水が増えたことが、水量が減った原因の一つとされているそうです。2011~14年にこれら2河川の流域で失われた水量は、年間約15立法キロメートルに上り、これは同州の住民およそ3800万人の年間水使用量を大きく上回っているということです。