健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

歯周病とメタボ

2012-05-17 08:30:38 | 研究
重い歯周病を患う人ほど、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)になる確率の高いことが、滋賀県長浜市民約6000人に対する調査でわかったそうです(YOMIURI ONLINE)。成人の約8割がかかる「口の生活習慣病」と言われる歯周病。この歯周病と心臓疾患の関連性に関する研究報告はありましたが、メタボリックシンドロームとの関係は初めての報告ではないでしょうか。2009~2010年度に、40歳以上の長浜市民6627人(男性2170人、女性4457人)について歯周病の程度を「0~4」の5段階で評価し、腹囲などによるメタボ診断を行ったそうです。その結果、程度が「4」と最も重い歯周病患者でメタボの割合(男性21%、女性6%)は、歯周病でない人や「1~2」の軽い患者の数値(同16%、同3%)に比べて高かったそうです。メタボになるリスクは、「4」の歯周病の男性で1・3倍、女性で1・5倍になるそうです。歯周病になるとかむ力が落ち、栄養のバランスが崩れるためだろうということらしいのですが、さて・・・・・。
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