健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

熱中症対策

2012-05-15 08:30:14 | 研究
気温も次第に高くなってきていますが、こうなってくるとそろそろ熱中症対策も必要になってくる時期です。熱中症の初期は、汗を出して水分が不足してきます。ですが、これは正常な体温調節機構ですので、十分な水分補給を行えば問題ありません。ただし、大量の発汗は塩分喪失も伴いますので、適当な塩分補給も必要になります。しかし、そのまま放置しておくと、体温調節機構そのものが破綻してしまいます。いわゆる熱射病です。こうなってしまうと、体温はますます上昇してしまい、高温に弱い脳細胞が死んでしまいます。つまり、生命の危機です。一刻も早い適切な処置が必要です。そんな熱中症対策として、こんなニュースが(NHK NEWSWEB)。今の時期からややきつい運動をして、その直後に牛乳を飲むことが効果的だというのです。前半の運動に関しては同意できますが、後半は少し変な気もして記事を読み進めてみますと以下のような解説が。この指針は、医師やスポーツなどの専門家で作る「日本生気象学会」がまとめたものだそうで、5月、6月から、汗ばむ程度のややきつい運動を一日30分行い、その直後に牛乳など糖質とたんぱく質を含む食品を摂取するようにと。これを、週に4日以上、1か月行うと、血液量が増えるために汗をかきやすくなって、暑さに強い体を作ることができるとしています。エネルギー補給と筋肉を増量を目指すのでしょうか。暑さなどには多少慣れがあると思いますので.....。でも、牛乳だと水分の吸収が遅くなるかもしれませんので、運動中・後に牛乳以外に適宜水分補給が必要かと思います。
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