健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

インコのリズム感覚

2011-10-22 08:30:47 | 研究
セキセイインコが、変化するリズムに合わせて物をつつく能力を持つことが発見されたそうです(毎日jp)。こうした動作はヒトやゾウ、オウムなど、ごく限られた動物にしかできないそうです。脳科学の分野では、リズム感覚は言語の習得に不可欠と考えられており、言葉を獲得する仕組みの解明に役立つ成果だそうです。「ピッ」という音とともに光る発光ダイオード(LED)を一定の間隔で点滅させ、6回連続でLEDを正確につつけた場合に餌がもらえるようインコ8羽を訓練したそうです。その後、音と光が出る間隔を0・45~1・8秒の6段階で変えると、数回目にはリズムに合わせることができるようになったそうです。多くのインコが、音と光が出る前につつく行動を見せており、点滅間隔を予測して行動していると考えられたというものです。言語能力の獲得は他者の発声をまねすることと深くかかわっていると考えられているそうです。人の言葉をまねできるセキセイインコにリズム感覚があることは、言語の獲得とリズム感の関連を示す有力な根拠になるとも。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする