健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

読み聞かせの科学

2011-10-10 08:30:15 | 研究
読み聞かせは、「子どもの感性を豊かにする」「親子の絆が強くなる」と。でも、科学的な裏付けは・・・・・・?そんな研究が行われたそうです(毎日jp)。読み聞かせの効果を検証するために、赤外線で血流を測定する装置を母子の頭にかぶせて、調べたそうです。この装置、多分「近赤外分光法による装置」だと思いますが、脳が活動している場所は、酸素を供給するために血流が増えたことで分かるというもの。母親に本を読んでもらうと、母の前頭連合野は血流が増し活性化していたが、聞いている子どもの前頭連合野は活動していなかったそうです。そして、別な装置で測定した脳の広い範囲や深い部分のデータを見直してみると、恐怖や驚き、喜怒哀楽などの感情にかかわる「大脳辺縁系」が活動していることが明らかになったそうです。やはり、読み聞かせは効果があるのですね。
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