尾びれを使って魚のように泳げるカプセル内視鏡。まるでSFの世界ですが、そんな内視鏡が開発され、ヒトの体内を撮影することに成功したそうです(ASAHI.COM)。この内視鏡、実は磁力を使って体の外から動かすそうです。医師が内視鏡の映像を見ながらジョイスティックで操作し、患部を重点的に撮影できるそうです。内視鏡の愛称は「マーメイド」。全長4.5センチ、直径1.2センチ。この時発生する磁場は、MRIより弱く、尾びれなどが胃腸を傷つけないことも確認できたそうです。カプセル式の内視鏡は2007年に国内で保険適用され、世界で100万件以上の実績があるそうですが、これまでは腸の動きに任せて進むため、患部をうまく観察できないことがあったそうです。科学技術のすごさを実感しますね。