健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

学習には休憩が大切

2011-06-16 08:31:27 | 研究
ピアノや自転車など体を使って覚える「運動記憶」は、練習の合間の休憩中に小脳の表面で作られるたんぱく質の働きで、小脳の別の部位に移って定着することを、理化学研究所などが突き止めたそうです(YOMIURI ONLINE)。これは、「学習には休憩が大事」という定説を科学的に証明した成果となります。人の名前など知識の記憶は海馬や大脳皮質に刻まれます。その一方、運動記憶は小脳で維持されるが、どのように身に着くのかは不明でした。研究では、マウスに左右に動くボードを見せて、眼球を動かす実験を実施し、休憩を挟んで運動したマウスは1日後もほぼ同じ運動ができたが、休憩しないマウスは半分程度忘れていたそうです。つまり、休憩の有無で運動記憶の定着に差が出たということです。身体を使わない学習には休憩は・・・・・。こちらにも興味がありますね。

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