健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

携帯電話で脳腫瘍の可能性?

2011-06-02 08:39:17 | 研究
携帯電話の電磁波とがん発症の関連性について、世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関は、聴神経腫瘍や(脳腫瘍の一種である)神経膠腫の危険性が限定的ながら認められるとの調査結果を発表しました(YOMIURI ONLINE)。WHOの組織が携帯電話に関して発がん性を指摘したのは初めてだそうです。ただし、今回の評価では携帯電話使用と発がんの因果関係は5段階の分類で3番目と、コーヒーの摂取やガソリンの排ガス吸引などと同じレベルとされているようです。因果関係が最も確かなレベルに分類されている喫煙などと比べると不確かな部分が多いようです。また、当面の対策としては「(耳に触れずに)携帯電話のメールを使うなど直接電磁波に触れないような使用方法が重要だ」という指摘もしています。国際がん研究機関は昨年5月にも、日米欧など世界13カ国で脳腫瘍患者と健康な人、計約1万3千人を対象とした最大規模の調査結果では「携帯電話の使用が脳腫瘍の発生の危険を増やすとは認められない」としていました。さて・・・・・・。
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