健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

10G

2010-06-02 07:57:35 | 宇宙
宇宙飛行士の野口総一さんが、国際宇宙ステーションでの約半年間の長期滞在を終え、間もなく地球に帰還します。野口さんは行きも帰りもスペースシャトルではなく、ロシアのソユーズ。そのため、スペースシャトルのように滑走路に着陸するのではなく、宇宙船カプセルがパラシュートで砂漠に落下するというものです。このソユーズの着陸では、大気圏突入した後にパラシュートを使って着陸に備えてその落下スピードを減少させますが、その際に生じる重力加速度は5Gぐらいになるということです。スペースシャトルでは3Gぐらいだったといもいますので、やはり少しきついものがあるかもしれません。5Gというと地球上で体験するのはかなり難しいのではないかと思います。確か、高低差が最大級のジェットコースターである東京稲城市にあるヨミウリランドのバンデッドで3Gになるというのは聞いたことがあります。5Gというのは、体重が5倍になるということです。長期宇宙滞在により骨塩量が低下しているう宇宙飛行士にはかなり危険かもしれません。ちなみに、落下直前には、逆噴射も使うということです。また、緊急事態になった場合は、最大10Gの重力加速度がかかる危険性もあるということです。もう間もなく帰還です。無事に帰還されることを願っています。
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