いざ旅へと、自宅を車で出たのが午前10時過ぎ、ホテルが決まっているだけで他に何の計画がないまま、一路箱根へ箱根へと車を進める。
午後3時頃、目的地の強羅温泉へと到着。チェックインする前に何処か見学でもしようと相談の結果、大涌谷へ行こうということに決定。
予報では、この日(3月1日)強風が吹くとは聞いていたが、そんなことなど気にも留めず、早雲山駅へと向かった呑気なご一行様でした。
箱根ロープウェイ「早雲山駅」
と、ここまでは順調だったんだが・・・
大涌谷楽しみだなぁ・・・ルン、ルン♪
駅を出た途端、ヒュ~~~ッという音鳴りと共にゴンドラが気味悪いほどユラユラと揺れ・・・
強風がヒュ~~~ッ!
そして、高度が上がる毎に強風と揺れが益々強まり、その上濃霧で視界が見る見る曇り・・・
ついに・・・
ギョェ~~~~ッ!
この状況下では、景色など見えない方が健康上宜しいが、意地悪い事に、遥か数十メートル下に噴煙を上げる噴煙地が見え隠れする。
そして、カミさんの悲鳴・・・「ひっ、引き返して~~~っ!!!」
ヒェ~~~ッ!
死ぬ思いで大涌谷駅にたどり着き、係員に「こんな強風で大丈夫かいな?」と一寸怒りを込めて尋ねると、「風速30mにも耐えられます」と仰る。
「じゃ、今の風速は一体どれ位でっか?」と聞くと、「大体風速25mでしょうか」とのことだが、どうやら運行中止となるギリギリであったらしい。
翌日、某食堂でその話しをしたところ、オイラ達の前に立ち寄ったお客の中に、この日運行中止で乗れなかったと語る客がおられたそうな。
来なきゃ良かった、ブツブツ・・・金返せ!
大涌谷駅へと到着するも、相変わらずの強風とガスで寒いのなんのって・・・こりゃ呑気に見学などしている場合ではないぞなもし。
ロープウェイが運行中止ともなれば、バスで帰るしか方法が無く、それも一時間に一本の運行であるらしいから、早く引き返すべか?
名物の黒タマゴを買ってそそくさと食べ、一刻も早く引き返そうということになったが、又あの恐ろしい状況かと思うと、今考えてもおっかね!
そんなこんなで、無事早雲山駅へと戻り、あの恐ろしい状況を引きずったままのご一行様は、宿泊先のホテルへと向かったのであります。
余談だが、今回何故あれほどビビったかはですな、1、エジプトでの熱気球事故、2、笹子トンネル事故、と立て続けに起きた事故が原因で、
この世に絶対に安全というものはないと、改めて再認識したからなのね。1、はともかくとして、笹子トンネル事故は他人事ではありませぬ。
というのも、箱根へと向かう高速道でのこと。
カミさん「このトンネル、随分と天井が高いねぇ。ヘンなの?」
オイラ「笹子トンネル事故があってから、あちこちでトンネルの修理をしていたようだから、多分その関連の工事か?」
などと喋りながら、そのトンネルを抜け出た直後、オイラは道路脇の標識の文字にギョッとした。
オイラ「オイ、あの標識に笹子って書いてあるぞ!」
カミさん「あっ、ホントだ!・・・ってことは、さっきのトンネルって、あの本家本元の笹子トンネル!?」
何はともあれ、事故に遭われ無念にも亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
次回へと続く・・・
夜露P苦!
↓
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます