ともあれ、このような「教養番組」をゴールデンタイムに地上波で流されてしまったことへの心のダメージは大きく、思い切って日本大使館にも手紙を書いた。
今年六月には、飯村豊大使に代わって斉藤泰雄大使が着任している。斉藤大使は、鈴木宗男氏が辻元清美氏に「疑惑の総合商社」と因縁を付けられた頃、ロシア大使の席にあり、国会証人喚問で巷にデビューした人物である。私は全国放映されたその映像を見ていないが、フランススクールなのにロシア大使になって大変だったということを、確か佐藤優氏の書かれた文章で読んだ記憶があった。つまり、ここフランスでは水を得た魚のように大活躍してくださるであろう期待の大使であったわけだ。ところが、「残念」と頭を垂れざるを得ない。私の「何とかしてメール」への返信はいまだにない。今年の七月には、独仏中の共同で製作された南京虐殺映画「リーベの日記」に対して、「事実と異なるから検証して抗議してほしい」と手紙を書いて大使館に届けたが、このときも無反応であった。
生来、粘着質の私は、愚息に頼んで番組に関するサイトを検索させたら、「Apocalypse」のサイトが存在した。http://programmes.france2.fr/apocalypse-seconde-guerre-mondiale/ 最初に登場する世界地図の画面の日本の所をクリックすると動画が出てくる。その下の説明文に、《皇軍は、北京入場前に南京で三十万人虐殺…》と書かれてある。別の画面に入ると、共同制作者が列挙され、NHKもその名を連ねている。次に、Producteur de(eの上に´)le(eの上に´)gue(eの上に´) Louis Vaudevilleを見止める。ルイ・ヴォードヴィル??彼がこの番組のチーフディレクターらしい。その名をネットで検索するとメールアドレスも見つかった。
私がメールを送ると、一時間もたたぬうちに「フィルムはNHKから買ったもので二〇〇九年八月の戦争週間に日本ですでに放映されているものです。残念ながらお目にかかれる時間はないですが、このフィルムに関するあなたの気になる点に興味を持ちます。どの点にショックを受けましたか?」と彼から返信がきた。ところが後日、入手したDVDを検証したうえで
(1)パールハーバーで、二千五百人のアメリカ人死亡という情報は、NHKからか?
(2)中国大陸で女子供を生きたまま埋めるシーンはNHKの提供か?
(3)バターンの行進時、日本兵が刀で脅すシーンもNHKの提供か?
(4)日本の子供のチャンバラシーンで「殺し殺されるブシドー精神を学ぶ」のナレーションの言葉はNHKからサジェスチョンを受けましたか?
(5)日本の軍艦がアメリカに沈められるシーンのバックに流れる和楽器のメロディーはカワイケンジさんが選んだものか? 彼はNHKの職員か?--との質問を送ったが、いくら待てども返事が来ない。ひょっとして、NHKに関する情報を私に教えたことを後悔しているのかもしれない。
´ ■なかなか消えぬ刷り込み
先日、三十代に入ったばかりの邦人の友人と話していたら、暇つぶしにこの番組を観たというので感想を聞いてみると、「日本人があんなことしたって知らなかったから再発見だった。学校でもちゃんと教えてくれなかったでしょう」という事だった。なんと返答していいのか、金魚のように口をパクパクするだけで言葉が音にならなかった。白いキャンバスにいきなりドカッと落とされたインクは取れにくいことを、自分の体験から知っていたからだ。
(中略)
ともあれ、この番組は多くのフランス人に、歪曲された日本の歴史と日本人の姿を刷り込んでしまった。フランスに暮らす日本人である私にとっては、周囲からこのように貶められ歪曲された日本を自分に投影されそうで、ここでの暮らしもぎこちなくなりそう。この番組は、在仏邦人の名誉と尊厳を緩慢に殺傷する力すら持っている。
■駐仏日本大使よ、なぜ抗議しない!
ノーコメントの斉藤泰雄大使と外交官の皆さんに、この場を借りて改めてお願いしたい。歴史を歪曲して日本を恣意的に貶めるマスメディアの報道や番組には断固たる姿勢で抗議をしていただきたい。日本の名誉とフランスに暮らす邦人を守るために。
こうした日本を貶める動きは、十九年前に私がフランスにやってきたときはほとんど見聞きすることはなかった。ところがここ二、三年、なにやら空気が変わってきたのである。今日も亭主と散歩していると、偶然出くわした姑が「FRANCE CULTURE(放送局名)で日本のことやっていましたよ」と教えてくれた。姑いわく「日本に天皇制を残したのはアメリカですってね。あの国もたまにはマシなことするのね」。丁度この原稿を書いている最中ゆえ、実にタイムリーな美味しい話題ではあったが、在仏邦人としてはもうたいがいにしてほしかった。そんなツルンとした一言二言で表せるほど、実情は単純ではなかったはずだ。同時に、その番組内で他に妙なこともついでに宣伝されていないかと心配になった。
従軍慰安婦や南京大虐殺といった先人の名誉を傷つける悪質なプロパガンダをこのまま放置すれば、それは遠からずビジネスにも悪い影響が出てくるであろう。それよりも何よりも気がかりなのは、在仏邦人の子供たちの心に棘が刺さることである。これは私たちにとって現実的な死活問題でもある。
追記=その後、ヴォードヴィル氏からメールが届いた。そこには「南京の虐殺映像は中国からきた」とあった。
◇
編集部でNHK広報部に事実関係を確認したところ、「映像の貸し出しは膨大に行っているため、確認に手間取りそう。ヴォードヴィル氏の手元にNHKが与えた映像の二次使用許可証があるはずなので、それを確認してからもう一度問い合わせてもらえないか」という返答であった。それができれば苦労はしない。できないから、NHKに問い合わせたのである。それにしてもだ、NHKは自分の貸し出した映像が海外でどのように利用されているかについて一定の責任を持つ必要があると考えるのだが、今回の返答でまったくその気のないことが明確になった。
正論2011年01月号[〓画像]にも続きが載っています
http://www.sankei.co.jp/seiron/wnews/0912/mokji.html
フランスでは 東京かわいいや日本のアニメなど非常に文化的にも良いムードだし ビート・たけしが勲章をもらったり友好的です。このフランスからの寄稿はNHKが意図的に偏向し捏造した映像を貸し出したとしか思えません。在フランス日本大使館はなにをしているのでしょうか?アメリカでニューヨークタイムズが反日的な記事を出したときは抗議しておりました。
抗議しない在仏日本大使にメールしましょう
絶対抗議させないといけません。
例文
タイトル
フランスのTV局が作成した「Apocalypse(黙示録)」について
斉藤泰雄大使へ
日本で発売されている産経新聞社 発行の「正論」12月号にてフランスのTV局が製作した「Apocalypse(黙示録)」の内容があまりに偏向 捏造であり在外邦人及び日本国民としてこれは見過ごすことの出来ないことです
寄稿された方はそちらへもメールなされているみたいですが、今だに返事すら来ないと書かれていました。
この映像はもとはNHKが提供したものです。公共放送たるNHKはその使われ方にも責任を持たなければいけない立場にあるはずです(編集に立ち会わなければいけない)
大使の役目は在外邦人の安全 権利 そして外交上 不適切とおもわれる事案に対して適切な処置 抗議などおこなうのが役目であり仕事であるとおもいますがいかがでしょうか?
「正論」については産経新聞に問い合わせるなりすれば内容は把握できます。また2011年1月号にも続きが寄稿されていますお読みになりフランス在住の方の怒りを、これを書いている日本国民の怒りをフランスのTV局及び映像提供者であるNHKに抗議されることを切に望みます。
また、この事案においての大使のご意見をお聞きしたい!お返事待っております。
在仏日本大使館
HP;http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/
ご意見・ご相談
在フランス日本国大使館では、皆様へのより良いサービスを実現するため、
皆様からのご相談及びご意見を電子メールにて受け付けています。
なお、領事サービスに対するご意見、ご要望以外の日常業務に関するご質問、ご相談につきましては、なるべく電話でお問い合わせください。
電子メールによるご質問は、回答までに時間を要することがあります。
電話:01-4888-6200(代表)
電子メールでご質問される場合は、連絡可能な電話番号を併せてご記入願います。
必要な場合は、こちらから電話にて連絡させていただきます。
ご意見・ご相談送付先
領事関係(在留届、旅券、戸籍届出、証明、査証、安全対策等)
メール : consul@ps.mofa.go.jp
その他の当館の活動(政治、経済、広報、文化など)
メール : info-jp@ps.mofa.go.jp
http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/annai/iken.html
↑NHKといえば、いま沖縄米軍基地に対するひどい偏向番組が問題になってます。それ以前にもアメリカが無実の人をテロリストとして逮捕して、ひどい扱いをしている刑務所の話とか、反米番組は山のようにつくるのに
それ以上のひどいことが行われているチベットやウイグルのことは全然取り上げようとしない。
NHkは完全に中国の 『犬』ですね。
もう受信料払うの辞めたいです。
今年六月には、飯村豊大使に代わって斉藤泰雄大使が着任している。斉藤大使は、鈴木宗男氏が辻元清美氏に「疑惑の総合商社」と因縁を付けられた頃、ロシア大使の席にあり、国会証人喚問で巷にデビューした人物である。私は全国放映されたその映像を見ていないが、フランススクールなのにロシア大使になって大変だったということを、確か佐藤優氏の書かれた文章で読んだ記憶があった。つまり、ここフランスでは水を得た魚のように大活躍してくださるであろう期待の大使であったわけだ。ところが、「残念」と頭を垂れざるを得ない。私の「何とかしてメール」への返信はいまだにない。今年の七月には、独仏中の共同で製作された南京虐殺映画「リーベの日記」に対して、「事実と異なるから検証して抗議してほしい」と手紙を書いて大使館に届けたが、このときも無反応であった。
生来、粘着質の私は、愚息に頼んで番組に関するサイトを検索させたら、「Apocalypse」のサイトが存在した。http://programmes.france2.fr/apocalypse-seconde-guerre-mondiale/ 最初に登場する世界地図の画面の日本の所をクリックすると動画が出てくる。その下の説明文に、《皇軍は、北京入場前に南京で三十万人虐殺…》と書かれてある。別の画面に入ると、共同制作者が列挙され、NHKもその名を連ねている。次に、Producteur de(eの上に´)le(eの上に´)gue(eの上に´) Louis Vaudevilleを見止める。ルイ・ヴォードヴィル??彼がこの番組のチーフディレクターらしい。その名をネットで検索するとメールアドレスも見つかった。
私がメールを送ると、一時間もたたぬうちに「フィルムはNHKから買ったもので二〇〇九年八月の戦争週間に日本ですでに放映されているものです。残念ながらお目にかかれる時間はないですが、このフィルムに関するあなたの気になる点に興味を持ちます。どの点にショックを受けましたか?」と彼から返信がきた。ところが後日、入手したDVDを検証したうえで
(1)パールハーバーで、二千五百人のアメリカ人死亡という情報は、NHKからか?
(2)中国大陸で女子供を生きたまま埋めるシーンはNHKの提供か?
(3)バターンの行進時、日本兵が刀で脅すシーンもNHKの提供か?
(4)日本の子供のチャンバラシーンで「殺し殺されるブシドー精神を学ぶ」のナレーションの言葉はNHKからサジェスチョンを受けましたか?
(5)日本の軍艦がアメリカに沈められるシーンのバックに流れる和楽器のメロディーはカワイケンジさんが選んだものか? 彼はNHKの職員か?--との質問を送ったが、いくら待てども返事が来ない。ひょっとして、NHKに関する情報を私に教えたことを後悔しているのかもしれない。
´ ■なかなか消えぬ刷り込み
先日、三十代に入ったばかりの邦人の友人と話していたら、暇つぶしにこの番組を観たというので感想を聞いてみると、「日本人があんなことしたって知らなかったから再発見だった。学校でもちゃんと教えてくれなかったでしょう」という事だった。なんと返答していいのか、金魚のように口をパクパクするだけで言葉が音にならなかった。白いキャンバスにいきなりドカッと落とされたインクは取れにくいことを、自分の体験から知っていたからだ。
(中略)
ともあれ、この番組は多くのフランス人に、歪曲された日本の歴史と日本人の姿を刷り込んでしまった。フランスに暮らす日本人である私にとっては、周囲からこのように貶められ歪曲された日本を自分に投影されそうで、ここでの暮らしもぎこちなくなりそう。この番組は、在仏邦人の名誉と尊厳を緩慢に殺傷する力すら持っている。
■駐仏日本大使よ、なぜ抗議しない!
ノーコメントの斉藤泰雄大使と外交官の皆さんに、この場を借りて改めてお願いしたい。歴史を歪曲して日本を恣意的に貶めるマスメディアの報道や番組には断固たる姿勢で抗議をしていただきたい。日本の名誉とフランスに暮らす邦人を守るために。
こうした日本を貶める動きは、十九年前に私がフランスにやってきたときはほとんど見聞きすることはなかった。ところがここ二、三年、なにやら空気が変わってきたのである。今日も亭主と散歩していると、偶然出くわした姑が「FRANCE CULTURE(放送局名)で日本のことやっていましたよ」と教えてくれた。姑いわく「日本に天皇制を残したのはアメリカですってね。あの国もたまにはマシなことするのね」。丁度この原稿を書いている最中ゆえ、実にタイムリーな美味しい話題ではあったが、在仏邦人としてはもうたいがいにしてほしかった。そんなツルンとした一言二言で表せるほど、実情は単純ではなかったはずだ。同時に、その番組内で他に妙なこともついでに宣伝されていないかと心配になった。
従軍慰安婦や南京大虐殺といった先人の名誉を傷つける悪質なプロパガンダをこのまま放置すれば、それは遠からずビジネスにも悪い影響が出てくるであろう。それよりも何よりも気がかりなのは、在仏邦人の子供たちの心に棘が刺さることである。これは私たちにとって現実的な死活問題でもある。
追記=その後、ヴォードヴィル氏からメールが届いた。そこには「南京の虐殺映像は中国からきた」とあった。
◇
編集部でNHK広報部に事実関係を確認したところ、「映像の貸し出しは膨大に行っているため、確認に手間取りそう。ヴォードヴィル氏の手元にNHKが与えた映像の二次使用許可証があるはずなので、それを確認してからもう一度問い合わせてもらえないか」という返答であった。それができれば苦労はしない。できないから、NHKに問い合わせたのである。それにしてもだ、NHKは自分の貸し出した映像が海外でどのように利用されているかについて一定の責任を持つ必要があると考えるのだが、今回の返答でまったくその気のないことが明確になった。
正論2011年01月号[〓画像]にも続きが載っています
http://www.sankei.co.jp/seiron/wnews/0912/mokji.html
フランスでは 東京かわいいや日本のアニメなど非常に文化的にも良いムードだし ビート・たけしが勲章をもらったり友好的です。このフランスからの寄稿はNHKが意図的に偏向し捏造した映像を貸し出したとしか思えません。在フランス日本大使館はなにをしているのでしょうか?アメリカでニューヨークタイムズが反日的な記事を出したときは抗議しておりました。
抗議しない在仏日本大使にメールしましょう
絶対抗議させないといけません。
例文
タイトル
フランスのTV局が作成した「Apocalypse(黙示録)」について
斉藤泰雄大使へ
日本で発売されている産経新聞社 発行の「正論」12月号にてフランスのTV局が製作した「Apocalypse(黙示録)」の内容があまりに偏向 捏造であり在外邦人及び日本国民としてこれは見過ごすことの出来ないことです
寄稿された方はそちらへもメールなされているみたいですが、今だに返事すら来ないと書かれていました。
この映像はもとはNHKが提供したものです。公共放送たるNHKはその使われ方にも責任を持たなければいけない立場にあるはずです(編集に立ち会わなければいけない)
大使の役目は在外邦人の安全 権利 そして外交上 不適切とおもわれる事案に対して適切な処置 抗議などおこなうのが役目であり仕事であるとおもいますがいかがでしょうか?
「正論」については産経新聞に問い合わせるなりすれば内容は把握できます。また2011年1月号にも続きが寄稿されていますお読みになりフランス在住の方の怒りを、これを書いている日本国民の怒りをフランスのTV局及び映像提供者であるNHKに抗議されることを切に望みます。
また、この事案においての大使のご意見をお聞きしたい!お返事待っております。
在仏日本大使館
HP;http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/
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その他の当館の活動(政治、経済、広報、文化など)
メール : info-jp@ps.mofa.go.jp
http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/annai/iken.html
↑NHKといえば、いま沖縄米軍基地に対するひどい偏向番組が問題になってます。それ以前にもアメリカが無実の人をテロリストとして逮捕して、ひどい扱いをしている刑務所の話とか、反米番組は山のようにつくるのに
それ以上のひどいことが行われているチベットやウイグルのことは全然取り上げようとしない。
NHkは完全に中国の 『犬』ですね。
もう受信料払うの辞めたいです。