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えすみの日記

ふつーの主婦ですが、日本の未来を真剣に考えたい!

思いやりの大都市

2012-06-25 21:13:02 | 読書
江戸時代って素敵


江戸って当時、人口世界一の大都市だった。
というのは、有名ですが、
とても治安もよかったらしい

その証拠に
江戸時代中期、人口55万人の江戸にいた警察官(にあたる人)はたったの14人!
警察官ひとりでなんと4万人の市民を守っていたことになります。

(ちなみに現代の東京は人口1300万人で警察官4万人です。これは、警察官ひとりあたり325人)

江戸時代治安良すぎ!


で、江戸時代が治安よかった理由。

異民族の侵略がなかったのはもちろんですが、

こういう理由もあったようです。


http://matome.naver.jp/odai/2127235021659390001


江戸の人々の間には、生活の哲学というか、
相手を思いやるマナーの数々がしっかり根付いていたんだそうです。
これらを総じて、江戸しぐさ(思草)といいます。


例、

・雨の日に人とすれちがうとき、持ってる傘を外側へむけて、たとえ、自分が濡れても、相手に傘から落ちる雨だれをかけないようにする→傘かしげ


・隣の人に足をふまれたとしても、踏まれたほうも「すみません、こちらがうかつでした」と声をかける。とっさに足をよけられなかった私もうかつでしたということです→うかつあやまり

・先入観を持つのを防ぐため、初対面の人に「年齢」、「身分」、「勤め先」は聞かない→三脱の教え

・人の目の前を無遠慮に横切らない→横切りしぐさ

・「しかし」「でも」「だって」と文句を並べない、話の腰を折らない→逆らいしぐさ

他にも、・・・・籠かごに乗って移動するときは、目的地の少し前で降りて歩く。なぜなら、籠を使えるのは裕福だからで、偉そうに見えてしまうから。など。

江戸の人たちはこのように誰もみてないよ!ってところまで心をくばっていました。

おおおおおー・・・。

素敵すぎる☆

そして、子育てにも↓

▼三つ心(みっつこころ)
三歳までに、心の大切さを理解させる

▼六つ躾(むっつしつけ)
六歳までに、日常生活のしぐさを身につけさせる

▼九つ言葉(ここのつことば)
九歳までに、どんな人にも失礼にならないあいさつや、世辞(せじ)を覚えさせる

▼十二文(じゅうにふみ)
十二歳までに、きちんと中身が伝えられる文章を書けるようにする

▼十五理(じゅうごことわり)
十五歳までに、宇宙に存在する一切のものごとのしくみや意味などを理解させる

これらのマナー、ほかにもたくさん(約1000!)あって、ちゃんとひとつひとつにタイトルがついてます。江戸の人たちには、こういうマナーを徹底的に身につけていたんだそうです。
 
江戸の町は思いやりで出来ていたのですね。
だから、250年以上戦争もせずに平和にくらせたんですね。


大和撫子にはほど遠い、ワタクシ。気配り足らん!とよくお叱りうけるワタクシ。
江戸時代の好感度、急上昇!
タイムマシンあったら、江戸時代にいって、江戸のひとたちに江戸しぐさを教えていただきたいです!

江戸しぐさ、教育勅語と一緒に学校教育に復活させてほしいですね。

参考図書
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%81%AE%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AA%E6%B3%95%E5%89%8738-%E3%81%B2%E3%81%99%E3%81%84-%E3%81%93%E3%81%9F%E3%82%8D%E3%81%86/dp/4479771727
ニッポンのココロの教科書
・・・日本にある世界一幸せな法則 


人権ってなんのこと?

2011-09-05 23:26:49 | 読書
大好きな八木秀次先生の著書

『反「人権」宣言』読了!
10年も前の本ですが、勉強になりました。

人権とはなんぞや?
それは人間の権利です。

それまで、はっきり定義付けされておらず、なんとなく高尚なもの、生命に対する慈しみの情とかそういう感じで捉えられている人権という概念を、八木先生の解釈でですが、わかりやすく説明してくれてます。人権という概念が生まれた歴史からきちんと分析しておられます。


八木先生によると、

人権=人間の権利ですが、

この人間とは、歴史や伝統や道徳、宗教、共同体も否定するまったく孤立した存在のことだそうです。

そして、
あらゆる束縛から解放された人間が
自己主張し、
自己の利益の追求をすること。

これが本来の人権という概念であると・・・。

歴史や宗教や道徳をもたない存在が自己主張する・・・。
おそろしいことです。
けれど、なぜか世間ではすばらしいもののようにとらえられている。

人権について、なんとなくではなく、しっかりした定義がもっと周知されるべきだなあと思いました。

ちなみに、
人権の対義語は道徳だそうですよ!

人権(人の心の働きを解放する)
道徳(人の心の働きを規制する)

これは衝撃

2011-05-29 02:05:46 | 読書

今読んでる2冊の本。

どちらも衝撃的。
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武田知弘著
『ヒトラーとケインズ』

ヒトラーの経済政策がケインズ理論にそったすぐれたものだったことが書かれてます。ヒトラーはホロコーストをおこした大罪人ですが、ホロコーストをしなければ、じつは稀代の名政治家だったんじゃないかと、これ読んで思いました。
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中川八洋著
『近衛文麿の戦争責任』

衝撃度マックスです!頭ガツン☆ときました。
大東亜戦争は日本の共産主義者《近衛文麿ら》たちがある目的のために意図的にしかけたものだった。
その目的とは共産主義者にとっての理想の祖国ソ連を日本の『北進』侵攻から守ること。日本および中国を共産化させること。そのために意図的に日本を泥沼の日中戦争に引きずりこみ、疲弊させた状態で対英米戦争に導いたのである。

↑中川先生、
大東亜戦争を【共産主義者のスパイが起こしたソ連のための戦争】と言い切ってます。ABCD包囲網で追い詰められて・・・うんたらかんたら・・・・は間違い??

追い詰められたんじゃなく、日本(正確にはソ連のスパイ)がみずから望んだと。
衝撃、というかショック。

幸いにも日本は共産化を免れましたが、
現在、近衛のような共産化を望む連中が、政権をとってしまいました。

はたして今の日本はこの危機を乗り越えられるんでしょうか?

デフレの正体

2011-02-20 09:25:41 | 読書
【感想】『デフレの正体』藻谷 浩介著
角川ONEテーマ21刊

いやあ、
これはすごいです。

経済の本なのに
読んでるうちに、心臓がバクバクしました(ホントに)
それだけ、内容が斬新、
てこと。

100年に一度の世界的大不況。なのに現在の日本経済は輸出、海外投資では絶好調。それだけ日本企業が
海外で稼ぎまくってるそうです。

しかしですよ。

日本企業がいくら、潤ってても
日本国内のこの閉塞感。
不景気っぷりは何?
まあ、デフレだからですが。

そのデフレを引き起こしている原因は?

デフレはなぜこんなに長引いているのか?

世界的にはインフレなのに、日本のみがデフレなのは何故か?

このようなことについて解説してくれています。

で、一番納得したのは
以下ネタばれになりますが、

デフレから脱却できない日本経済の問題点は何か。

ズバリ

『消費者の高齢化』

だそうです。

私は単純に人口が減っているから、消費が段々減っていき、日本の内需が拡大しないのかと
思ってました。

そうではなくて

問題はもっとも消費意欲のある労働現役世代(15~65才)
の人口分布なんです。

つまり、いろいろと入り用(家やら車やら子育て関係やら)で買いたいものがいっぱいある人たち。

この世代の人口が激減していることが問題であると。
そして、逆に増えているのが、買いたいもの欲しいものはないという65才以上の高齢者たち。彼らはお金は持っていますが、使わない。将来の病気のリスクに備えて貯めることはあっても手放さない。

しかも今後彼ら高齢者世代は人口分布は激増する。つまり消費しない人たちが今後どんどん増えていく。

また、日本企業は
消費意欲の低い高齢富裕層への利益配分などを重視はするが
将来、内需の担い手となる若い労働世代へのコストを削っている。若い世代に金が配分されない。
これは、巡りめぐって将来の日本の内需の縮小を
一層進めるということ。

うーん

なるほど…。

いろいろ考えさせられました。

買いたい人たちにお金が行かず、

買いたくない人たちにお金が集まる。

これでは、
内需拡大しません。

思ったのは、
やっぱり日本経済は特殊だと。

世界は問題ではなく
国内なんだと。

いま、構造変換をしなければ、内需縮小は続き
日本経済は永遠にデフレから脱却できず、どうにもならなくなる。

そういうことがよくわかりました。

この本には、
内需縮小を止めるため
の解決策もいくつか提案されてます。

ぜひご一読を!

【感想文】いつまでも経済がわからない日本人(「借金大国」というウソにだまされるな)

2010-11-18 10:20:17 | 読書
いつまでも経済がわからない日本人(「借金大国」というウソに騙されるな)
三橋貴明著

1969年生まれ。作家、経済評論家。東京都立大学経済学部卒業。
インターネットでカリスマ的人気を誇り、
当人のブログ『新世紀のビッグブラザーへ』の1日アクセス数は4万を越える。
私がこの本の著者三橋貴明氏を知ったのは、上記のブログに偶然アクセスしてから。

それから、毎日彼のブログが更新されるのが楽しみでたまりません。

三橋氏のブログでは日本経済について主に語っているのですが、そこに痛烈な民主党批判が織り込まれていて読んでいてとっても痛快なんです。よくいった!そのとおり!って感じで(笑)。
で、
その三橋氏が現在の日本経済について書いた本書ですが、

池上彰さんのように子供にもわかるといったやさしい解説本ではありません。

ですが、
経済の知識があまりない人にも比較的わかりやすいと思います。

そして、特にテレビの報道で日本経済の現状を把握してる(つもり)の人には、目からウロコの本です。


えすみが読んで理解できた点をまとめますと…

1、日本経済の現状

日本経済はデフレ不況が深刻。国民がお金を使わず貯蓄にまわす(消費減)→企業がモノを作っても売れない→企業収益悪化→従業員給料減、あるいはリストラ→ ますます国民はお金を使わない(ますます消費減)…の繰り返し。

2、日本経済の問題点

1で表したように消費(民間需要)がすくないため、市場にお金がまわらない。
モノ(供給力)がありすぎて、消費(需要)が少なすぎることが問題。この需要と供給のギャップが大きく,なかなか埋まらないことが不況の原因。

3、マスコミと政府の罪

マスコミはデフレとは何か。国債とは何か。を正しく国民に伝えていない。

『国債残高が900兆になる。大変だ!→破産しそうだ。返済しなきゃいけない。→無断使いできない。→国家財政も節約しなきゃ日本はいずれギリシャのようになる』

…という報道を繰り返して、不安を煽り、国民が消費にお金を回すのにブレーキをかけている。こういう報道がデフレを悪化させる一因にもなっている。

また、民主党政府は財政健全化、ムダ撲滅をスローガンに緊縮財政街道をつっぱしってるが、これらはインフレ時にやるべきことで、デフレ時ではデフレを悪化させるだけ。(事業仕分けなどとんでもない!)

マスコミも政府も景気を悪化させようと必死になっているようで、三橋氏からみて異常にみえるようです。


4、日本経済の問題を解決するには

日本は極論をいえば、消費(需要)をしないで、過剰に貯蓄してることで市場にお金が回らなくなり不況になってる。

だから、貯金をやめて、その分消費を増やせばいいが、
日本全体を覆うへんな閉塞感からか、民間レベルで自発的に消費が増える見込みは薄い。

これを解消するために
政府がやることは
ずばり『国債増発』!つまり『国債もっと発行させる』→民間から政府がお金を借りる→そしてそのお金で『公共投資』を行うこと。


市場にまわるお金が増え、
雇用も増え、国内の老朽化したインフラも整備され、


一石三鳥である。
と結論付けてます。

なぜこの結論かは、詳しくは本書を読んでください。たくさんデータを使い説明されてます。なるほど~と感心。

こんなに明確に不況を脱する方法があるのに

事業仕分けなど、まるでとんちんかんなことばかりして、どんどん国民を苦しめるばかりの中国韓国隷属民主党…。

一刻も早く政権から降りてもらいたいです。


とにかく、三橋氏の本書やブログを読むと日本経済は悲観することは全くない!とよくわかって元気が出ます。

民主党が間違いに気付きこの正しい対策を実施すればですが…
民主党は日本はどうなってもよくて、中国様、韓国様のいうこと聞かなきゃ~ってのが、ミエミエなので望みウスですが…
三橋氏に興味持たれた方は以下へどうぞ↓
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」
http://m.ameba.jp/m/blogTop.do?unm=takaakimitsuhashi