えすみの日記

ふつーの主婦ですが、日本の未来を真剣に考えたい!

ショック

2010-07-26 20:27:43 | 日記
先週図書館へ行ったときのこと。

その日うだるような暑さで私は厚底のサンダルをはいて出掛けた。

図書館で本を探しているとき、ふと足に違和感を覚えた。床をみると、白い粉が散らばっている。

…?なんだろう?

なんだか分からず、本探しを続けた。そして下の段の本を見ようとしゃがんだら
いきなり、足元が崩れるような感覚が起こり

ガクッときた。

!?

見るとはいていた左のサンダルの靴底(厚さ5センチほどの発泡スチールみたいな素材)が分解?崩壊?して何ピースかに割れてしまっていた。白い粉はこわれたサンダル底の破片だったのです。

ひょえ~(゜□゜;

ありえな~い!

突然の出来事に頭真っ白。
確かに5年以上前に買って古いといえば、古いサンダルだけど。

出先でいきなりこわれなくても~(-_-;)

左サンダルはもう履き物として機能せず。

仕方なく底がボロボロの左サンダルをぬいで手にもって、考えました。

…どうやって帰ろう。

図書館までは自転車できたから、片足サンダルでも
帰れないことはない(人目をきにしなければ)。

しかし、このあと買い物したり、所用があるので一旦家に戻って別の履き物に履き替えて,また出かけるのは非常に手間。

そういえば近くにサーフショップがあったな

ビーチサンダルくらい売ってそうだな。

…とか考えながら、急いで本を借りて、片足ケンケンしながら、自転車に向かおうと玄関に向かった。玄関まであと少しのところで
またもやもう片方も底がバラバラにくずれてしまった。

ひっえ~
…万事キュウス(´Д`)

もう裸足になるしかない?
顔見知りの警備のオジサンや職員のオバサンが

ビックリして『大丈夫?』と声かけてくれるも

冷や汗ダラダラの私。

こわれた右サンダルもぬいで,裸足になって
治らないか無駄なあがきをしていると

ふと気づいた。

底はボロボロ崩壊してどうしようもなくなっていたが、足が接する面の素材は革製で以外としっかりしているみたい。

…で
結局どうしたかというと、
右も左もカスみたいにくっついてた底の部分をバリバリッと全部はがしました。
そしたら、底のとっても薄~いサンダルに生まれかわりました。

ペラペラですが、なんとか履き物としては機能します。

こうして、なんとか事無きを得て、無事用事も済ませ帰るができました。

突然のトラブルでも冷静になることが大事ですね。

ちなみに、後日警備のオジサンから

『図書館内にサンダルの破片のカスが散らばってたよ~』

とお叱りをうけました。
あわててしまい、おかたずけもせず帰ってしまい職員の皆様ご迷惑をかけましたm(__)m

今年も

2010-07-26 09:23:41 | 日記
猛暑が続きます。

昨日も冷房なしの体育館でフットサルの練習でした。

じっとしてても汗ダラダラの真夏の運動はキツイですが,仲間とのおしゃべりが楽しくて

『ダルいよ~』

とか思いながらも
練習がんばりました。

よく旅行にいった仲間がお土産としてお菓子を練習にもってきてくれます。

練習中にこういうお菓子をたべるのが、すごーくすきな私。エネルギー補給になるし。

ほぼ毎回だれかが
お土産のお菓子を配ってくれるので


『今日はだれかなあ~?』と楽しみにしてたら、

名古屋から帰ってきた、YSちゃんがカステララスクなるものをくれました。

名前のとおりひときれのカステラをラスクにしたものです。

ラスクなんだけど、ザラメや砂糖はかかってなくて

カステラの甘さをそのまま生かしていて、
かじるとフワっととろける不思議な食感です。

とってもおいしい(*^^*)
これはマイブームになりそうです。

上の写真は
実家から送られてきたメロン。私の実家はメロン農家です。
毎年メロン送ってくれるけど、猛暑の今年ほど嬉しかった年はありません。お母さん、お父さん、ありがたくいただきま~すm(__)m

普通の国になりましょう

2010-07-19 23:58:40 | 読書
【普通の国になりましょう】C・ダグラス・ラミス著。

著者は沖縄在住の政治学者。元アメリカ海兵隊員で大学教授などを経て、現在は平和憲法(9条)に関する問題や米軍基地問題についての執筆、講演活動しているアメリカ人です。



今話題の小沢一郎氏が

かつて

『普通の国になりましょう』

と発言したことあるそうです。

これは《憲法9条を変えて、自国軍を持とう》という意味だそうです。

この言葉について、

政治学者であり、元海兵隊員のラミス氏が

・国が軍隊を持つとはどういうことか

・戦争をするとはどういうことか

を平易な言葉(漢字にルビをふってます)でわかりやすく述べてます。

絵本のようで、若者向けに書かれた本のようです。


私は9条はそのままでいいけれど、
外国に攻められた時のためにやっぱり軍隊はあったほうが
いいんじゃないかと漠然と思っていました。

国民の生命が守られるし、
国の伝統や文化も守られる

はずだと。

けれどこの本のなかでは、そんな甘い考えを一蹴してしまう歴史のデータや
軍事力世界一のアメリカの現実が述べられています。
そして、『国の文化を破壊するのは、他国の軍事力や政治力ではなく経済です(つまりグローバル化)』という一文に衝撃を受けました。


軍隊を持つ、戦争をするとはどういうことか。そして沖縄の米軍基地問題や9条について、この本をよんで関心を持つ人がもっと増えればいいなと思いました。














二百三高地

2010-07-11 00:28:18 | 映画
司馬遼太郎さん著

『坂の上の雲』

を読んで一番心打たれたのが

旅順要塞攻撃で、

児玉源太郎が第三軍司令部に乗り込んで

参謀たちを叱責するシーン。


これを映像で観たくて
レンタルしてきました。


さだまさしの主題歌で有名な映画『二百三高地』。

148分と長―い映画なのですが

『坂の上の雲』

で予備知識を詰め込んでたし(逆に『坂の上の雲』を読んでないと旅順攻撃の背景がわかりにくい気がします)

長く感じずのめりこんでしまい、2回もみてしまいました(汗)

あらすじは

日露戦争最大の激戦

旅順要塞陥落までの乃木大将率いる陸軍第三軍の死闘を描いたものです。

(私から見て)主人公(と思ったの)は2人。

第三軍司令官の乃木希典(仲代達也)。

第三軍旗下の1中隊隊長の古賀中尉(あおい輝彦)。

凄惨な戦闘シーンの連続です。


特撮を使ってるらしいのですが、
すごく臨場感があり、細部まで手を抜かずに描かれてます。
これらが明治の日本人が本当に体験したことなのかと思うと

胸をえぐられるおもいです。


これらの凄惨な戦いを通して

主人公2人はたくさんの部下や兵たちの死を経験して苦しみます。

立場の違う2人なので、それぞれの目線からとらえた戦争を描いていますが、

映画中1度だけ共演するシーンがあります。

ネタばれになるので詳しく書きませんが、

この共演シーンがこの映画の一番のミソだと思いました。

肝心の児玉源太郎が第三軍司令部に乗り込むシーンは『坂の上の雲』とセリフからほぼ同じですが、児玉役の丹波哲郎が迫力いっぱいに演じていていい味だしてますが、ややカラッとしていて

『坂の上の雲』とはちょっと違う感じがしました。

あとは仲代達也とあおい輝彦それぞれの演技が
とても心を打ちます。
(あおい輝彦の目がみょーにキラキラしてるのが気になりました)

この映画はいろんな見方ができるといわれてますが
(反戦か否かなど)

平和な時代に生きる私は
ただ明治の日本人がこんな悲惨な戦いを体験したというその事実が、
衝撃的だし心を打ちました。

平和な現代の日本に感謝したいです。



























坂の上の雲

2010-07-10 23:03:23 | 読書
ようやく読み終わりました。

司馬遼太郎さんの

『坂の上の雲』

文庫本で8冊。

実は、最初図書館で借りて読んでいたのですが、

あまりに面白くて、
繰り返し読みたくなってしまい、あわてて全巻買いました。

副読本(小説に載ってない日露戦争についての写真や詳しい資料)と突き合わせつつ、ゆっくり読んだので完読に約1ヶ月半かかりました。

ちなみにドラマ『坂の上の雲』に出演の菅野美穂さんは
この小説を読み終わるまで1年かかったそうです。

あらすじは
明治初期に四国松山に育った3人の若者、
秋山真之と好古兄弟。そして、正岡子規。彼らの青春時代と日露戦争を通して
明治初期の日本と日本人の姿を描いている

といったところです。

幕末から日露戦争までの日本は生まれたばかりの新しい国で未熟だったが、必死の外交で外国と渡りあい
勝利は絶望的といわれた超大国ロシアに戦争を挑み、奇跡の勝利をとげるに至る。

前半の真之たちの青春時代や日本の陸海軍の奮戦ぶりも非常に面白いのですが

日露戦争に至るまでの
政治や外交の様子、
さらには敵国ロシア側の内情なども実にわかりやすく描かれていて、

その点もとっても気にいってます。

日露戦争も開戦から終戦までいちいち劇的に展開するので

ドキドキしながらも、
ゆっくり読み進みました。
この作品は7割が日露戦争についてかかれてるのですが

戦争はどうして起きるのかとか

日本人にはこんなに必死に国を思っていた時代があったのか
とか

いろいろ考えさせられます。

司馬さんは繰り返し作品中で述べてますが、

この幕末から日露戦争までの明治日本は個人の立身出世が国益と合致したという希有な幸せな時代だった。つまり、一生懸命勉強して偉い人になることが
そのまま、国のためになると信じられていたそうです。だから明治日本の人たちは貧しくても必死に勉強したそうです。

いまの日本と大ちがいですね。

不況だなんだかんだで
閉塞感を感じている人や自信を失っている人にオススメしたい作品です。