みどりの地味な生活

日々のつぶやきと生活記録

傷口から

2010年12月01日 08時34分06秒 | 独り言
聞いたことがある人も多いかもしれない。
海に潜っていた人が海中のフジツボで足にケガをしたら
やがてその傷口からフジツボが生えてきた・・・という話し。
私は20代前半に会社の怖い怖い先輩からその話を聞いて
震え上がったのを覚えている。
体の一部にフジツボが生えたら痛いんやろか・・・。

先日、北海道厚岸産のカキ『カキえもん』をお取り寄せした。
殻つきの生カキを食べるのは久しぶり。ものすご~く期待が高まる。
『満天☆青空レストラン』で宮川大輔が食べていたカキえもんは
ものすごく大きかったが、届いたのはそんなに大きくはない。
殻がしっかりくっついていて開けるのに苦労した。
だいたい我が家にはカキ用のナイフがない。
ケーキにクリームをナッペするパレットナイフで代用。
しかし、カキには大き過ぎ・厚過ぎで、うまく隙間に入らない(当たり前)。
殻がもろくてボロボロ割れるし、つるっと滑ってばかり。
やがて滑った拍子に殻で左手の親指をグサッと切って流血。

     ぎゃぁぁぁぁぁぁ

傷口から大量に出血、水道水で流す。
カキの殻の小さなカケラが傷口に入っているような気がするが
怖くて見ることが出来ない。何より痛いし。
リバテープを探す間、傷口にティッシュを当てていたのだけど
血で真っ赤に染まっていった。痛い痛い。
そう言えば、九州人の私は絆創膏のことをリバテープと呼ぶけど
夫の出身地、北海道ではサビオと呼ぶらしい。
なぜか愛知県出身の上司もサビオと呼んでいた。
愛知県はバンドエイドという呼び方が一般的という調査報告があるのに。

それは良しとして、あれから数日経つにもかかわらず、未だに傷口が痛い。
傷口は乾燥して、ふさがったように見えるのに痛い。
もしや、カキの殻が傷口の奥深くに入ったまま、とか。
そしてそれがやがてフジツボの様に私の親指からカキが生えてきたら・・・。
考えただけで親指が痛い。