ボウル・泡立て器・ゴムベラ・刷毛・ケーキの型・絞り袋・口金etc。
パンの授業は道具が少ない。生地を発酵させる時間もあるので
その間に洗い物が出来る。ケーキより余裕があるのだ。
しかし昨日は違った。3種類のパンを大量に作った。
中に包む物がそれぞれ違う。外を飾る物も違う。
カスタードクリーム作って冷やす。栗あんを丸める。
チョコレートを湯せんで溶かす。これらに関連する作業工程と
使用する道具の多いことと言ったら・・・。
洗っても洗っても終りません。
クルクルと慌しくアシスタントする私に、先生も気遣ってくれる。
「ごめんね、洗い物たくさん出しちゃって」
「ごめんね、アレ取ってきて」 「ごめんね、コレやっといて」
「ごめんね、パンお土産にあげるから」
いいんですよ、F先生。私はアシスタントなんですから。
授業の後、散らかった部屋に帰る。腹ペコだが何もない。
冷蔵庫にチーズケーキ2種と、大量にもらったパンはあるが食事に
なるようなものがない。深夜に甘い物を食べるのは自殺行為だ。
疲れて家に帰ったら、美味しいご飯と暖かいお風呂を用意して
待ってくれてる嫁が欲しい。いや、夫が欲しい。