一生

人生観と死生観

旅人の気持ち

2010-12-16 17:35:57 | 哲学
12月16日 曇り
 日本列島は寒波に襲われ、仙台の家の水道管の凍結が心配になった。水道の元栓を締め、家の中のパイプに溜まった水を抜く必要があるが忙しくて仙台にゆくことができない。今年中にあと2回くらいは寒波が来るそうだ。困った、困った。どうしよう。
 日本的な旅するものは目的もなしに行くいわば漂泊のたびに最高の味わいがあるという。そこで人生のはかなさ、定めなさを、詩情をこめて詠う。あの松尾芭蕉の奥の細道に倣うのだ。孤独な旅人は行きずりの人の優しさに慰められることを欲する。
 そのような旅もあるだろうが、主の証し人の旅は違う。地上の国とは異なる国を目指すもの。途中の人との付き合いは隣人の愛の確認。目を閉じる日まで希望は尽きぬものでありたい。