5月14日 晴れ
仙台に滞在したためブログの休暇となった。仙台で5月12日いのち像を囲む集い十周年記念の会を実行、感銘深いものがあった。午前は音楽の部、緑さわやかな宮城県中央児童館の裏庭でいのち像を前に歌の数々が捧げられ、とくに三野宮さんのソプラノが印象深かった。彼女は康の作曲した「千の風になって」を熱唱し、聴衆は深く心を動かされた様子であった。もう地上にはいない充だが、千の風になって人々の上に吹き渡る。
そして午後は広瀬川沿いの仙台市国際センターでの祝賀会、ドイツの彫刻家イングリット・バウムゲルトナーさんの祝辞がすばらしく、感激させられた。ところを遠く隔たり、民族の違いはあっても、人の心は同じ、彫刻制作者のご好意に報いたい。
講演会では児童精神科医の佐々木正美氏のお話を聞く。現代日本の子どもたちに迫る諸問題、いずれも捨ててはおけぬ大事なものであった。ありがとうとごめんなさいが言えない子どもたちは物質的繁栄の末に魂を失った日本人の象徴である。そうだ。人の心は物質だけでは充たされないのだ。心の飢え渇きを正しい道に導くことこそ政治的、社会的、思想的、宗教的課題ではないか。どうか日本に21世紀をリードする人材が出るように。講演を聴いてこのような願いが湧き起こるのを抑えることが出来なかった。
仙台に滞在したためブログの休暇となった。仙台で5月12日いのち像を囲む集い十周年記念の会を実行、感銘深いものがあった。午前は音楽の部、緑さわやかな宮城県中央児童館の裏庭でいのち像を前に歌の数々が捧げられ、とくに三野宮さんのソプラノが印象深かった。彼女は康の作曲した「千の風になって」を熱唱し、聴衆は深く心を動かされた様子であった。もう地上にはいない充だが、千の風になって人々の上に吹き渡る。
そして午後は広瀬川沿いの仙台市国際センターでの祝賀会、ドイツの彫刻家イングリット・バウムゲルトナーさんの祝辞がすばらしく、感激させられた。ところを遠く隔たり、民族の違いはあっても、人の心は同じ、彫刻制作者のご好意に報いたい。
講演会では児童精神科医の佐々木正美氏のお話を聞く。現代日本の子どもたちに迫る諸問題、いずれも捨ててはおけぬ大事なものであった。ありがとうとごめんなさいが言えない子どもたちは物質的繁栄の末に魂を失った日本人の象徴である。そうだ。人の心は物質だけでは充たされないのだ。心の飢え渇きを正しい道に導くことこそ政治的、社会的、思想的、宗教的課題ではないか。どうか日本に21世紀をリードする人材が出るように。講演を聴いてこのような願いが湧き起こるのを抑えることが出来なかった。