桃の節句の3日、京都・下鴨神社で流し雛がありました。
京に春の訪れを告げる恒例の催し。
地元の京人形商工業協同組合が主催、下鴨神社の境内を流れる御手洗川で行われます。
雛人形の起こりは、災厄を祓うために人形(ひとがた)を身代わりにして川や海へ流したことから、といわれています。
平安時代には、すでに「流し雛」の習慣があったとのことです。
下鴨神社の流し雛は、わらであんだ「桟俵(さんだわら)」の上に人形をのせたもの。
同協同組合のホームページによると、着物は和紙で作り、顔は土を丸め胡粉を塗ってあるそうで、素朴でほほえましいもの。
先着100人には無料でこの流し雛が配られ、その後からは有料になります。
午前11時過ぎから式典がありました。
式典に先立って、お姫様役の十二単のお披露目。
まず神職から雛を流します。
「殿・姫」役のカップルが雛を流します。この日のメイン。古式ゆかしく、みやびです。
舞妓さんも雛流し。
そして園児たちも。
園児たちの歌の発表。
式典の後、一般の人が次々に雛を流します。大勢の人が詰め掛けていました。
子供が健やかに育つように、あるいはそれぞれの願いを託して、御手洗川に流します。
この日は文字通り春の陽気。お天気に恵まれ幸いでした。
下鴨神社と言えば葵祭の舞台。これはその祭りの名物「申餅(さるもち)」を140年ぶりに復元したものだそうです。境内のお休み処で出されていました。
お茶付きで300円。色合いが上品ですね。
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撮影カメラ
Canon EOS KissX4 TAMRON AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro
撮影データ
絞り優先AE (F8.0 )
ISO感度 200
画質 RAW
ホワイトバランス オート
ピクチャースタイル スタンダード