山・旅日記

クラブの仲間や家族と一緒に登山、トレッキング、旅行に出かけます。その時の様子を写真付きで紹介します。

鎌倉の森と寺社を歩く 第5回(9月24日)「鶴岡八幡宮,源氏山コース」 後篇

2014-10-06 21:18:29 | トレッキング

9月24日午後 源氏山山頂で一休みした後、鎌倉七口(切通し)の一つ化粧坂(けわいざか)を下り、海蔵寺に向かう。化粧坂は戦略上極めて重要な拠点で鎌倉幕府打倒のために新田義貞はここから攻めようとしたが攻めきれず結局海側(稲村ヶ崎)から鎌倉に入り北条氏を滅ぼした。

化粧坂に建つ石碑。名前の謂れに諸説あり、高貴な姫君や有名な遊女が、ここで化粧をした という伝説もある。粘土質の坂は濡れていると滑り易く転倒しないように注意だ

     

正式な創建は鎌倉公方足利氏満の命で上杉氏定が建立した海蔵寺。山門の萩のトンネルが綺麗だ

・石段を登り終えて振り返れば、ピンクの芙蓉

・本堂にお参り

・仏殿裏にある清冽な水の湧く十六井戸は鎌倉時代のもの。誰が何の目的で掘ったか謎

・本堂の背後に作庭の禅宗風の庭園。吾亦紅が咲いていた

     

岩船地蔵は、頼朝の長女大姫の守り本尊である栃木の岩船山高勝寺の地蔵を祀るお堂

  

・6代執権北条長時が創建の淨光明寺

  

・ここの本堂では元寇の役の調伏のために制作された愛染明王がある。今回は見られず

・屋根の鬼瓦が獅子の様だ

・鎌倉現存の唯一の尼寺英勝寺へ。開基(1636年)は有名な太田道灌から4代目の康資の娘で徳川家康の側室お勝の方

・庭園には姫君御殿跡の見事な孟宗竹林

・太鼓橋を横目に見ながら今回のゴールの鶴岡八幡宮に入る

    

・源氏の所縁の白旗神社に参拝

鶴岡八幡宮参道は雨にもかかわらず多くの人出

・数年前に台風で倒れた大銀杏の2代目が元気に育っているようだ

          

・石段を昇り本殿に参拝。左側下の狛犬の後ろに大銀杏があった(実朝が隠れていた公暁に刺された)

・9月16日の流鏑馬で使用された馬場。かっては鎌倉街道と呼ばれた道。今は参詣道

     

 

以上で「鎌倉の森と寺社を歩く 第5回(9月24日)」を終わります

次回は「白馬五竜&白馬八方池ハイキング(10/3~4)」 前篇をアップします

 



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4 コメント

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歴史の道を辿るのは興味有りますね。 (オオルリー55)
2014-10-07 12:57:07
歴史の真実を知るのは、時間が戻らないので知る事は出来ませんが、かえってロマンが有りますね。新田義貞は引き潮を利用して自軍を鼓舞して海岸線から攻め入ったのですね。(刀を海に投げ潮を引かせた様に見せたのですね)武将のリーダーはカリスマ的でないと駄目だったのですね。戦国時代の有名な大将は皆カリスマですね。歴史は謎が多いですね。今では曲がり角の向こうは見えないのでNHKの花子とアンではないが想像の翼を大きく広げる事ですね。今度のハイクもその一つですね。古都には竹林が多いですね。何か理由が有るのでしょう。萩の階段最高ですね。流鏑馬は撮りたいベスト3ですよ。気温差の大きいこんにちご自愛下さい。
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オオルリー55さん (高花六無齋)
2014-10-08 10:38:04
オオルリー55さん お早うございます。
いつも早々のコメント有難うございます。

頼朝がどうして鎌倉で幕府を開いたかは、矢張り地形と京都の朝廷からの距離にあったと思いますね。
京都にいると家来たちが老獪な公家たちに勲位を餌に籠絡され武士の魂を無くしますからね。
新田義貞が化粧坂から鎌倉に入ろうとしたが果たせず、海から引き潮を利用して北条氏を滅ぼした話は有名ですね。子供のころ”七里け浜の…”の歌を歌いましたね。化粧坂は狭く攻める人数が限られますからね。
海蔵寺の萩はトンネルのようになって迎えてくれました。
小生も一度は迫力ある流鏑馬を見たいと思っていますよ。
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Unknown (magamik)
2014-10-09 10:07:56
おはようございます。
化粧坂と碑、理解できました~。
狭くて結構厳しい坂のようですね。

海蔵寺、山門の萩のトンネルは見事ですね~!
山門を通してみる風景も素晴らしく、落ち着いた雰囲気にほっとします。

尼寺英勝寺の竹林は京都の嵐山を思い起こさせます。

鶴岡八幡宮参道の大銀杏、覚えておりますよ。
二代目が元気よく育っていてよかったです。
大木になるには長い年月を要しますが・・・
イチョウは枝を切らないと倒れてしまうそうで伏見の御香宮神社では庭師さんがクレーンを使って大きな枝を切り落としていました。

緑の中に建つ立派な拝殿が一際美しいです~。
心身ともにリフレッシュできると思いました。

ありがとうございました。








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magamikさん (高花六無齋)
2014-10-11 15:50:56
magamikさん こんにちは!
またまた大きな台風が列島を襲い始めていますね。被害の少ないことを祈っています。

鎌倉の市街は前は太平洋に向かって開けていますが、後ろは小高い山ですね。攻めるに難く守りに易しい地形です。執権北条15代のとき、建武の中興の時代、北条氏を滅ぼそうと新田義貞の軍勢がこの切通しを通って攻めようとしましたが、攻めきれず海から攻めた話は歌になるほど有名ですね。私たちは化粧坂を源氏山から下りましたが、水気のあるところはとても滑り易かったですね。
海蔵寺の萩はなかなか見事でしたね。萩に迎えられ石段を昇るのはとても気持ちがよかったですよ。
台風で倒れた大銀杏のの後にもう2世が育っていましたね。代が継がれているの見ると嬉しくなります。
いつも暖かいコメント有難うございます。
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