古稀からの手習い 水彩ブログ

人生の第4コーナー、水彩画で楽しみたいと思います

キャベツにトマトなど(教室にて)

2023-07-17 07:00:20 | 静物(全体)
先日(7月6日)の教室はモチーフ担当(3人)の1人で、本作は自分が準備したものです。野菜類は教室の数日前にスーパーで入手しました。夏の真っ盛りでもあり、“シンプル サッパリ”をモットーに選びました。色は赤と緑、黄と紫(濃淡)との補色関係そのものであります。容(かたち)は、丸みを帯びたもの、そして横に伸びた野菜類に、四角い花瓶を縦に添えてみました。また絵に空間を作るため、道端 . . . 本文を読む
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紫陽花ほか珍しい花々を描きました(教室にて)

2023-07-10 06:59:47 | 静物(花)
先月15日の教室(新百合絵画研究会 小玉精子先生)です。それは立派な花々をご準備頂いていました。元々花の名前には疎く、分かるのは紫陽花とミニひまわりという体たらくですが、そんな自分にも、珍しい(間違いなく高価)花々をご準備されたモチーフ担当の方の心意気が伝わってきました。花瓶の赤い花も仲間の一輪、これら花々一つ一つの素材を活かしながら、全体としてどう纏めるか、が課題のようです。個々の立体感は、紫陽 . . . 本文を読む
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御侍御笠と申せ宮城野の・・・、小余綾の磯立均し磯菜つむ・・・(高野切第一種巻第二十を拡大臨書)

2023-07-03 06:59:46 | 書道
高野切第一種の最後の巻 第二十の拡大臨書を続けています。大歌所御歌、神遊びの歌に続いて今回は 東歌(あずまうた)から2首を。東歌 みちのくにうたみさぶらい みかさとまうせみやぎのの このしたつゆはあめにまされり御侍 御笠と申せ 宮城野の 木の下露は 雨に勝れり(1091番歌)さがみうた こよろぎのいそたちならしいそなつむ めさしぬらすなおきにをれなみ小余綾の 磯立均し 磯菜摘む めざし濡らすな 沖 . . . 本文を読む
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神垣の 御室の山の榊葉は・・・、ささのくま檜の隈川に駒とめて・・・(高野切第一種(巻第二十)を拡大臨書)

2023-06-26 06:59:10 | 書道
高野切第一種巻第二十の拡大臨書を続けています(半切略1/2大)前回は「大歌所御歌」でしたが、今回は「神遊びの歌」から2首を。(上記区分は和歌集の史料として重要視されている「定家本」による)神楽歌とりもののうたかみがきのみむろのやまのさかきばは かみのみむろにしげりあひにける神垣の 御室の山の榊葉は 神の御室に 茂りあひにける(1074番歌)ひるめうたささのくまひのくまがわにこまとめて しばしみづか . . . 本文を読む
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新しき年の始めに斯くしこそ・・・(高野切第一種(巻第二十)を拡大臨書)

2023-06-19 06:59:36 | 書道
古今和歌集巻第二十 雑  神歌  おほなほびのうたあたらしきとしのはじめにかくしこそ ちとせをかねてたのしよをへめ(半切略1/2大)(古今和歌集第1069番歌)「高野切古今集[第一種]」(日本名跡叢刊 二玄社 小松茂美氏監修・解説)から。(“かくしこそ”の“し”は強調、“予(か)ねて”は将来を見越して・・・との解説を参考に、勝 . . . 本文を読む
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「桜前線 真っ只中!」を描き直しました(季節外れですみません)

2023-06-12 06:59:30 | 風景(花)
「桜前線 真っ只中!」(2021.3.29付拙ブログ)を描き直しました。季節外れですみません。2011.5.9から始めた拙ブログ、お陰様で間もなく600枚を数えます。(今回579枚目)その描いたものの中には、納得しないままアップしたもの、あるいは後になってこうすればよかったと強く思うものなど、どうしても描き直しておきたい絵も結構あります。本作はその内の一枚で、構図などはそのままですが一枚丸ごと描き . . . 本文を読む
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我が家の小鍋(金属もの)

2023-06-05 06:59:24 | 静物(彫像・置物・人形など)
実は先月末から約2Wにわたり風邪、それも喉風邪に悩まされていました。罹患直後の数日は熱もありましたが、その後は平熱、ただ咳が止まらないのです。何とか市販の薬でと、この服用を続けていましたが効果なく、家内の強い勧めもあり、ついに2W目にしてしぶしぶ病院へ。諸検査をしてもらい、市販では入手困難な薬も処方していただきました。その薬効あらたかと言いたいところですが、未だ完治には至らず、といった状況です。た . . . 本文を読む
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能面を描きました(教室にて)

2023-05-29 07:01:09 | 静物(彫像・置物・人形など)
『能面』を描きました。初めてであります。能の舞台はテレビのドラマの一シーンで見たくらいで、実際には見たこともありません。能について知っていることと言えば、『能面』は一見「無表情」に見えるが、見る角度によって見え方が変わるということぐらいで、それも、どこがどのように変わるかは分からないという情けないレベルであります。そんな私が、今回教室で、この深淵極まりないものと向き合うことと相成りました。上のよう . . . 本文を読む
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白いレース付き青い服着たフランス人形(教室にて)

2023-05-15 06:59:24 | 静物(彫像・置物・人形など)
先月の教室(新百合絵画研究会)のモチーフです。白いレース付きの青い服を纏った、それは立派なお人形さんをご準備いただいていました。透明で白いレース模様をどう表現するかが大きなテーマです。描き方は色々あると思いますが、私は、マスキングインクを使って白い部分を残す方法にチャレンジしてみました。一見、ゴチャゴチャした複雑な模様ですが、一定の流れのようなものはあるようです。この模様を使ってのフンワリ感、悩ま . . . 本文を読む
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今年もシャクナゲが・・・

2023-05-08 06:59:46 | 風景(花)
今年もシャクナゲを描いてみました。前々回の拙ブログ(4.24付)で、つつじをアップしましたが、そのマンション庭園と同じところです。実はこの庭園のシャクナゲは去年も描き(2022.6.6付)、そこでは、シャクナゲが解(ほぐ)れ、綻(ほころ)び、紐解(ひもと)きました、との表現をしていました。“バカの一つ覚え”、“老人の一つ話”といいますが、私はそのバカ . . . 本文を読む
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凛として楚々として山桜

2023-05-01 07:00:36 | 風景(花)
山中に咲く山桜を描きました。先月の初め、ブログを休んでいる間に描き、アップが遅れました。すぐ近くの小高い山(丘陵)での風景です。植物の分類学上の“ヤマザクラ”かどうかはわかりませんが、ただ川沿いや公園で見る群生した桜と違って、人が踏入りにくいところで、ひっそりと、しかし凛として咲く姿も味わい深いものです。“私だって咲いてるわよ”との意地みたいなものを . . . 本文を読む
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つつじの競演が始まりました

2023-04-24 06:59:30 | 風景(花)
すぐ近くのマンションの庭園です。一般の道路(画面左枠外)沿いにあり、有難いことに我々にも通行が開放されているところです。今年もつつじの競演が始まりました。花も色とりどりなら、緑の色もいろいろで、これらを一緒にした全体としての絵にしてみました。本作は1Wほど前のものですが、“次は私の番よ”との待機組も多く、今週あたりは満開になることでしょう。こういう庭園を見るたびに思うこと、 . . . 本文を読む
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今日来ずば明日は雪とぞ降りなまし・・・(在原業平の返歌)(高野切第一種(巻第一)の拡大・臨書)

2023-04-03 06:59:15 | 書道
高野切第一種の練習を続けさせていただいています。前々回(3.20)の拙ブログ(在原業平の親しい女性の歌)(古今和歌集62番歌)の続編であります。めったに訪ねてこない彼・業平が、桜花満開時に来たときに詠んだ歌として、“徒(あだ )(一時的で儚い)との評判の桜花だが、我が家の桜は、年のうち稀にしか来ない人を待って咲いている”としたものでした。今回はそれに対する業平の返歌(同63 . . . 本文を読む
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赤い山門に桜(WBC優勝)([安倍晋三回顧録]読後所感)

2023-03-27 07:00:28 | 風景(花)
(3.27付アップのものを描き変えました。下記ではガッシュを使わないとしていましたがこれを使い、満開を7,8分咲きとし、花のないところに枝を加えて樹木の立体感を。)(2023.4.8記)桜を描くとき、バックをどうするかが大きなテーマになります。多くは青い空だったり黒っぽい建物だったりですが、今回は赤をバックにした絵です。これも柴崎春通先生のyoutube動画(お寺の山門を水彩で描く/桜の絵//癒し . . . 本文を読む
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徒(あだ)なりと名にこそ立てれ・・・(高野切第一種(巻第一)を拡大臨書)

2023-03-20 06:59:25 | 書道
今年も桜の季節となりました。高野切第一種の春歌から一首を。桜の花の盛りに久しく訪はざりける人の来たりける時に詠みける詠み人知らず徒なりと名にこそ立てれ桜花 年に稀なる人も待ちけり(半切1/2大)本歌は古今和歌集の62番歌で、“詠み人知らず”となっていますが、次の63番歌が業平の朝臣の返歌となっていることから、業平と親しい女性の歌ということのようです。めったに訪ねてこない彼が . . . 本文を読む
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