ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸・偕楽園の梅のつぼみ(3)

2022-01-26 20:38:13 | 水戸

 偕楽園の梅は、まだ花を楽しむところまではいっていませんが、蕾は確実に大きくなってきています。まだご紹介していない品種の蕾を並べてみます。

 

アズサユミ(梓弓)
 [早咲き 移り白(蕾はピンクで咲くと白) 一重] 花の底は焦げ茶色と黄色で、香りは強いそうです。

 

イチリュウ(一流)
 [中咲き 薄紅色 八重] 見驚(ケンキョウ)という品種に似た、大きめな花を咲かせるそうです。

 

コキンラン(古金襴)
 [早咲き 裏紅口紅 一重] オシベは花弁より長いそうです。

 

スズカノセキ(鈴鹿の関)
 [中咲き 中心部が紅、花弁の縁にゆくほど薄紅 一重] 花は小さいそうです。

 

ダイリ(内裏)
 [遅咲き 裏薄紅色 八重] 咲くと絞りがでるそうです。

 

ハセガワシボリ(長谷川絞り)
 [中咲き 移り白(絞り) 八重] 枝が緑色だそうです。

 

フジボタンシダレ(藤牡丹枝垂れ)
 [中咲き 薄紅色 八重] 蕾は紫で咲くと薄紅色だそうです。

 

ホウライ(蓬莱)
 [中咲き 移り白 八重] 花付きがよく押し合うように咲くそうです。

 

ホウリュウカク(芳流閣)
 [中咲き 乳白 一重] 初めは受け重ね咲きで、開くと離弁になるそうです。大輪で、花弁は丸いそうです。

水戸・偕楽園の梅のつぼみ(2)

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水戸の太鼓(5)

2022-01-25 19:23:05 | 水戸

東照宮行列(写真は水戸一高校庭(三の丸3-10-1))
 去年行われた東照宮の祭礼行列中にあった太鼓です。行列先頭に猿田彦が立ち、次いで榊(サカキ)、鉾(ほこ)と続いて、その後が太鼓でした。行列の先頭付近に位置していたようです。漆塗りの棒に紅白の紐をかけて太鼓を下げ、二人で担いでいました。

 

団扇太鼓(蓮乗寺 元吉田町2705)
 正月だからでしょう、日蓮宗、蓮乗寺本堂の前に、団扇(うちわ)太鼓が置かれていました。「自由に打ってご修行下さい。」という札が下がっていました。

 

水戸八幡宮陣太鼓(水戸八幡宮 八幡町8-54)
 加倉井氏の家にあった欅(ケヤキ)の大木を徳川斉昭は召し上げて、1本の木から3つの太鼓と、その余材で好文亭楽寿楼の丸い窓枠を作らせそうです。太鼓は、義烈館、水戸八幡宮、静神社に現在あるそうです。第1回目の追鳥狩(おいとりがり 軍事演習)で使われたという水戸八幡宮の太鼓には、斉昭の筆で、「「陳攵」(これで一字で、陳と同じ意味)師 鞠旅、以警 以進」((この太鼓は)兵士を並べ、兵士に告げる、それで備えをし、それで兵を進めるといったことでしょうか)。写真は水戸市立博物館に展示されていた、水戸八幡宮の太鼓です。

 

南町2丁目太鼓(南町2)
 太鼓に「南町二丁目太鼓若連」と書かれています。町に太鼓を打つグループがあるのでしょう。写真は平成30年に行われた水戸黄門漫遊マラソン開催の時に見た風景です。

 

太鼓廊下(好文亭 常盤町1-3-3)
 好文亭の楽寿楼がある建物と、奥殿をつなぐ廊下です。橋廊下といっていたようですが、大正1年に昭和天皇が初等科5年生の皇太子時代に好文亭を訪れ、当時うぐいす張りだった橋廊下を渡って、太鼓橋のようだと興じたことから、太鼓廊下というようになったそうです。

水戸の太鼓(4)

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水戸のボチ(2)

2022-01-24 09:08:42 | 水戸

 神社境内に残された、かつての縁起物のボチですが、今回は、大黒だけを選んでみました。右手で打ち出の小槌を持ち、左手で大きな袋を持つという基本的スタイルは皆同じですが、それぞれにいろいろな違いがあるようです。

 

別雷皇太神妙義神社(酒門町859)
 今回の中では一番古そうです。粗い素焼きの様子から見ると、戦後すぐくらいに作られたものでしょうか。2頭身の、いい笑い顔の大黒です。

 

香取稲荷神社(東大野158)
 髯がなくて若く見える、小槌が小ぶりな大黒です。これもほとんど2頭身です。どこかで見たことのあるような感じの顔つきです。

 

日吉神社(酒門町1432)
 赤い土を表面にかけたらしい大黒です。帯が豪華そうで、打ち出の小槌からは小判が湧き出てきているようです。このタイプの大黒は多いようです。

 

香取稲荷神社(東大野158)
 黒い土をかけた大黒のようです。髯が立派で、これも小判が小槌から出ています。比較的新しいボチには、槌に宝珠らしい模様があるようです。この大黒は俵の上に座っているようです。

 

酒門神社(酒門町94)
 全体が丸くて新しい感覚があり、朱泥を焼いたらしい大黒です。俵がありませんが、別にあったのでしょうか。福耳が強調されていたり、腹部に福の字や宝珠模様があったりします。

水戸のボチ(1)

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水戸の蛇(3)

2022-01-23 18:30:54 | 水戸

マムシグサ(鹿島神社 成沢町36°25'48.3"N 140°23'32.9"E)
 茎のような部分にマムシに似た模様があるからいうようです。サトイモ科だそうですが、似た花を咲かせる近い種(ムサシアブミウラシマソウなど)が水戸ではあちこちで見ることができます。

 

ジャノメギク(水戸市植物公園 小吹町504)
 ヘビの目は丸いので、いわれるようです。蛇の目傘(じゃのめがさ)も同じ発想のようですが、こわいヘビだけに、丸い目が印象的だったのでしょうか。写真は、流通名ベニジウムで、ジャノメギクといわれる、南アフリカ原産のキク科の植物だそうです。

 

ジャノメチョウの仲間(吉田神社 宮内町3193-2)
 これも羽の丸い模様をヘビの目と見立てたようです。ジャノメチョウの仲間は、羽の表と裏がほとんど同じ模様のことが多いそうです。

 

蛇口(宝蔵寺 谷田町633)
 明治になってイギリスから入ってきた、水道の共用栓はライオンだったそうですが、その後、龍の形になり、名前は、その龍発想のもとであるヘビの字を付けた蛇口となったそうです。宝蔵寺にある井戸水の出る蛇口です。

 

蛇行(田谷町36°25'28.6"N 140°26'44.3"Eあたりから)
 蛇行は、ヘビのくねくねさせて進むさまからいうようです。ここでは、道路がみごとに蛇行しています。

水戸の蛇(2)

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水戸の倒木

2022-01-22 19:52:32 | 水戸

 倒木を見ることなどめったにないだろうと思っていましたが、そうでもないようです。もちろんときどきですが、ところどころで見かけましたので、そのいくつかを選んでみました。温暖化による気象の変化が背景にあるのでしょうか。そのほとんどはすぐに片付けられますので、今見ることはできません。

 

吉田神社(吉沼町36.371878, 140.509891)(撮影 平成30年10月)
 平成30年9月の台風で倒れたらしいシラカシです。それほどの古木ではないようですが、根元にウロでもあったのでしょうか。もちろんすぐにかたづけられましたので、今は根元が残っているだけです。

 

水戸市植物公園(小吹町504)(撮影 令和1年9月)
 令和1年9月の台風で倒れたらしいラクウショウです。植物館近くの遊歩道をふさいでいました。生木(なまき)がこれだけ裂けて倒れるのですから、そうとう強い風が吹いたのでしょう。

 

弘道館公園(三の丸36.375770, 140.475997あたり)(撮影 令和2年4月)
 倒れてはいませんが、令和2年4月の強風で折れたらしい、ウメの木です。ウメの多くは幹の中心部が腐ってしまうようで、残った樹皮周辺部分のねじれたりした姿が鑑賞されるようです。これはたぶんそのために折れてしまった樹木なのでしょう。右奥に見えるのは八卦堂です。

 

笠原不動尊脇(笠原町36.353721, 140.460843あたり)(撮影 令和2年5月)
 この倒木は今も残っています。写真右側が残った根元です。こんな大木も倒れるという典型的な例のように見えます。何トンあるか知りませんが、住宅地ではあってほしくない風景です。

 

水神(極楽橋近く 吉沼町 36°21'50.3"N 140°31'26.3"Eあたり)(撮影 令和3年8月)
 新川に向かって、もともとそうとう傾いていて、しかもウロができていたエノキなので、折れるべくして折れたといった感じですが、みごとな風景だっただけに残念さは相当です。

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