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水戸の見て歩き

水戸の神社(5)

2019-05-25 20:14:55 | 水戸

有賀神社(ありがじんじゃ 有賀町1032)
 祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)と経津主命(ふつぬしのみこと)などで、茨城県神社誌では貞観元年(859)に建借間命(たてかしまのみこと)が藤内に建てた藤内神社が始まりだそうです。天正18年(1590)に兵火で焼けて翌年今の地に移り、鹿島明神になり、明治になって有賀神社と改称したそうです。虫切りの神様といって子供の夜泣きやかんの虫にご利益があるそうです。11月に磯渡御(いそとぎょ)といって、神体が大洗の町の大洗磯前(おおあらいいそさき)神社へ渡御するという行事があったり、「お眠り」といって、神霊が大晦日の午後5時から翌年1月7日午前1時まで眠り、その間は歌舞音曲は停止されたりするそうです。

 

飯綱神社(東赤塚2173)
 祭神は伊豆奈神(農業神)だそうです。文禄3(1594)に大宝八幡を勧請して建立されたそうですが、徳川光圀の八幡整理で延宝6年(1678)に破却されたそうです。元禄5年(1692)に境内社だった飯綱権現を主神とした神社が建造されたそうです。「赤塚に過ぎたるもの」の一つとしてこの神社の天王神輿(みこし)があげられているそうです。ご神木の杉は市の保存樹木に指定されています。

 

市杵姫神社(いちきひめじんじゃ 本町1-6-17)
 祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)だそうです。佐竹氏により竹隈町(たけくまちょう)に建立されたそうですが、江戸時代になり、寛永年間(1624-44)田町越のときに今の地に移ったそうです。正月に行われるだるま市のときには、本町の表通りに出社するそうです。市神さまともいわれるそうなので、想像をたくましくすれば、市杵島姫を「市来(市に来る)」と見て、商業の繁昌を願ったのかもしれません。

 

春日神社(田谷町1)
 祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)などだそうです。江戸氏の祖神だったので、はじめは水戸城内に祀られたそうですが、天正18年(1590)に佐竹氏に水戸城が落とされたときに、江戸氏の遺臣が田谷町に逃れて土着し、その神も遷したそうです。7月の名越祭には、茅の輪くぐりが行われるそうです。

 

酒門神社(酒門町94)
 祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)だそうです。吉田神社の別宮の一つで、水戸七社のひとつでもあったそうです。寛治4年(1090)に天皇の宣旨で穀物が奉納されたという文書があるそうです。4月の鏑矢(かぶらや)の神事は今も行われています。藤田東湖書の幟も保存されているそうです。去年、前の天皇在位30年記念として、写真のように屋根を葺き替えたそうです。

水戸の神社(4)


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