ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の「ふつう」と違う読み方

2018-08-27 21:51:41 | 水戸

 水戸に来て、漢字が難しいということではないのですが、読み方が「ふつう」と違っていて、覚えるのに苦労した地名や神社名を並べてみました。水戸以外の方は、いくつ正解できるかチャレンジしてみてください。読み方の答えは下にあります。

 

     

①上市と下市
 「ふつう」なら「うえいち」と「したいち」でしょう。かつての水戸は、お城のある高台と、本町(ほんちょう)というおもに商業地がある低地で成り立っていたようです。江戸時代は上町(うわまち)・下町(したまち)という言い方をしていたようですが、明治時代の地名表示では、上市〇町といった書き方をしたそうです。本町で行われる正月のだるま市を初市と言ったので、「町」が「市」になったという説があるそうです。写真は、上町と刻まれた信願寺の手水鉢と、下町と刻まれた下市不動の表示です。

 

 

②別雷皇太神(元山町1-1-57)
 「ふつう」なら「わけいかづちこうたいじん」でしょう。雷さまを祭神にした神社で、伝承では水戸で一番古い神社ということです。

 

③日吉神社(東野町)
 「ふつう」なら「ひえじんじゃ」でしょう。はじめは山王権現といったそうです。寛文元年(1661)に今の地に移され、天保年間(183-1845)に日吉神社に改称したそうです。ほかにも数社、日吉神社があります。

 

④土師神社(吉田神社 宮内町3193-2)
 「ふつう」なら「はじじんじゃ」でしょう。常陸第三宮・吉田神社の境内社です。群馬県藤岡市にある古社・土師(はじ)神社を勧請した神社だそうです。祭神は野見宿禰(のみのすくね)です。

 

⑤水門町(柳町2)
 「ふつう」なら「すいもんちょう」でしょう。桜川の水門見付(みつけ)のゆかりからつけられた町名のようです。

 

⑥明星町(城東1)
 「ふつう」なら「みょうじょうちょう」でしょう。昭和になって、明星ケ池を埋めたてて町のほとんどができたのでついた町名だそうです。

 

⑦荒神町(城東2)
 「ふつう」なら「こうじんちょう」でしょう。かつてこのあたりに、竃神社があったそうです。竃神社は、その頃は三宝荒神といわれたので、荒神町という名前になったそうです。

 

答 ①うわいち・しもいち ②べつらいこうたいじん ③ひよしじんじゃ ④どしじんじゃ ⑤みずもんちょう ⑥めいせいちょう ⑦あらがみちょう

コメント
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