
ハワイ島コナで毎年開催されている「コナ・コーヒー・カルチャラル・フェスティバル(収穫祭)」は今年で42回を数える伝統的な行事で、2012年は11月2日(金)から10日間にわたってコナ周辺各地でさまざまなイベントが開催されますが、10日間の行事を締めくくる催しとして最終日の11月11日(日)には一流のミュージシャンたちによる「アロハ・マカヒキ・コンサート」が開催されます。
そして今回はじめての催しとして11月に先立つこの9月8日(土)に同じミュージシャンを中心にしたコンサートやコナ・コーヒーの展示即売などがワイキキのど真ん中で開催されましたので行ってまいりましたが、予想を上回るすばらしいコンサートという印象を受けました。
残念ながら地元の人たちにあまり周知できなかったためでしょうか、客の入りがイマイチでしたが、当日会場に来られた方々はおそらく皆さん満足して帰られたことでしょう。
特に今回の催しのために招待した「人間国宝」的存在のリチャード・ホオピイ、そして同じく「人間国宝」的存在であった故ジェノア・ケアヴェの孫娘ポーマイカイ・ケアヴェ・ライマンのふたりによるファルセットの共演は大変貴重なステージで、おそらく今後も見ることができない組み合わせではないでしょうか。
メイン・バンドとしてのアアロン・マヒ、ジョージ・クオ、マーチン・パヒヌイのトリオに気心の知れたスチールのボビー・インガノとベースのケコア・カルヒヴァの加わった5人が全体の流れを纏め上げるという構成も大成功だったと思います。
さらに、スタートのバンドには故モエ・ケアレの甥のひとりであるスチーブン・アカナのトリオが受け持ちましたが、スチーブンは故イズラエル・カマカヴィヴォオレ(IZ)の従兄弟でもあるのでIZのナンバー、そしてケアレ・ファミリーに伝わる音楽を中心に演奏しました。
音楽とともに大切な要素であるフラには故モエ・ケアレのハーナイ・ドーダー(養女)であるクム・フラのミカ・ケアレ・ゴトーおよび彼女のハラウが出演いたしました。
会はそのミカのオリ(詠唱)でスタートいたしました。
最初のホスト・バンドであるスチーブン・アカナ・トリオです。
ミカ・ケアレ・ゴトーのフラ
そしてミカ・ハラウのフラ
つづいてメイン・バンドであるアアロン・マヒ・トリオプラス2の登場です。
トリオとプラス2の間隔が開き過ぎているためでしょうか、細かいところでリズムが食い違うという現象がちょっとだけ見受けられました。
トリオの中心であるアアロンが司会・進行を担当しているようですが、さすがハワイアン音楽の権威だけあって話題が豊富で会場を巻き込んでいました。悲しいかな私はハワイ語はおろか英語にも不自由なため、せっかくの彼の薀蓄のほとんどが理解できませんでした。
ボビーのスチールは徹底してハーモニックスを駆使したハイテクニックの演奏でした。
ジョージが弾くスラックキーはハワイアン音楽の源流を感じさせてくれました。
普段はベースを弾いているアアロンのウクレレ演奏も当然ですがすばらしいものでした。
マーチンのリズム・ギターと歌はさすがパヒヌイ・ファミリーと感じさせる味のあるものでした。
ホルナペのリーダー格のケコアは36歳の誕生日を迎えたばかりで、居並ぶ大先輩たちとの共演は大変光栄という挨拶をするとともに歌も披露しました。
ミカの歌にあわせてのハラウメンバーのフラ
次はバンドの歌でのフラ
そしていよいよスペシャルゲストふたりの登場で、いずれもファルセットでハワイアン曲を歌うポーマイカイ(左)とリチャードです。
ポーマイカイはケコア同様大先輩たちと共演できて光栄、とあいさつ。そのなかでケコアに対しても「私のほうが年下だからあなたはアンクル・ケコアよ」といっていましたが、はたして実際はどうなのでしょう?
リチャードは兄のソロモンが亡くなるまではホオピイ・ブラザースというふたりともファルセットという珍しいデュオで人気がありましたが、現在でもその声量はまったく衰えを見せていませんでした。(私よりわかいので当然でしょうか?)
彼の奥さんもフラで参加しました。
動画(youtubeではなくsocialcam)をアップされたかたも居られました。
ファルセットの二人がくわわると壮観ですね。
このあとリチャードがオハコのクーパ・ランディングを歌ってフィナーレとなりました。ステージにはスチーブン・トリオも並んでいます。
すべての演奏終了後、楽屋での記念撮影を横から。
冒頭でも触れたように、これだけのすばらしいコンサートはもっと多くの人たちに観てもらいたいものと改めて感じました。
来年はどのような企画で実施されるのか楽しみにしています。
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ミカ・ハラウは8日後の9月16日にはスチーブン・トリオをバックにワイキキ海岸の特設ステージでもフラを披露しました。
強い日差しのもとでの記念撮影。
出演のみなさま、すばらしいショーをありがとうございました。
木陰の下にゴザをひき横になって、のんびりコンサートの音楽を聴いていたいですね。
途中で眠ったりして・・・・?
そういや、スラックキー・ギター・フェスティバルでも演奏を聴きながら眠っていた人もいましたね。
後藤美夏先生がおっしゃっていた「サプライズ!」がぜ~んぶわかっちゃいました。(笑い)
ホオピイ・ブラザーズの16年前の貴重なCDにひょんなことから巡り合うことが出来まして・・・・・
本当に気負わない、自然なファルセットで、あたかも天から降り注いでくるような心地よいしらべ・・・
お兄さんはお亡くなりになられたそうですのでヂュエットではもうお聴きすることができないのが残念ですが、リチャード・ホオピイのファルセットを生で聞くことが出来るなんて多分、最初で最後?貴重な体験になりそうです。大感激!
それンティ・ジェノアのお孫さん。声がアンティによく似ておりますよね。
スチールギターのボビー・インガノにもお会いできるんですね。
2009年にエディ・カマエが来日されたときスチール奏者としてご一緒の来られました。彼の大フアンです。
ハワイでもなかなかお目にかかれない超多忙な方とお見受けいたします。
ホルナぺのケコアも。そしておなじみのメンバーにもまたおあいできるのですね。あと3週間ですね。
待ち遠しいです!
したがって当日までどなたが現れるかは知らされていないと思いますよ。
IZが天国から舞い降りてくる(?)なんてことは・・・・・
ありえませんよねぇ?
当日驚いてくださいね。
参加した仲間もアランさんと・・・教えていただきお礼いたします。
当日のライブでメンバーのギャリー・アイコさんが歌唱された
cコードでのスローバラード ・・ブルーハワイアンブルーライト・・という素敵な曲がありましたが彼のCDにもありませんでした
もしMATTさんご存知でしたら、いつか曲名等教えて下さい。
8日のアロマ・マカヒキ・コンサートの成功を祈ります。
youtubeではキーCで歌っていますが
http://www.youtube.com/watch?v=PPAbKWcAfX0
なぜかコード表ではB♭になっていますので
http://www.kahua51.org/Music/Volume5/BlueHawaiianMoonlightInF-GabbyPahihui.pdf
Cに上げてうたってくださいね。
マハロです。やはり素敵な曲です、なんとか私のレパートリー
の1曲できるよう練習しておきます。
本当にありがとうございました。
次の私の帰国時には是非お聞かせください、楽しみにしています。